富士箱根切手
レア度☆☆
買取価格額面通り~少し高い
額面1銭5厘・3銭・6銭・10銭
発行年度1936年

日本の記念切手のうちのひとつである「国立公園シリーズ」の中の初期の切手になります。

同名で1936年7月に発行された物と、1949年7月に発行された「第2次」の2種類があります。

今回紹介する1936年7月に発行された「富士箱根」の切手額面は1銭5厘、3銭、6銭、10銭になります。

これには副題も付けられ、それぞれ「暁の富士(1銭5厘)」、「芦ノ湖と富士(3銭)」、「三つ峠からの富士(6銭)」、「三島からの富士(10銭)」となっています。

この切手は、国立公園シリーズ切手の中の1種類とされることが多いですが、正確には制度上、「国立公園シリーズ切手」は1938年12月に発行された「日光国立公園」から、とする人もいます。

1936年に発行された当切手は、国立公園制度の発足を記念しての宣言切手という意味合いが強く、「シリーズ化はされていない時の物」、という見方のようです。

この他の分け方のひとつとして、当切手を「戦前富士箱根」として区分けしている専門業者もいます。

版面は、今では時代を感じる単色刷りの物になり、それぞれに色合いは異なるものの、富士山が必ず描かれているのが特徴です。

このシリーズは、イラストではなく写真が使われ、当時の情景が窺える物にもなっています。また、日本で初めてグラビア印刷が施された切手としても有名なようです。

買取価格は美品で1銭5厘・3銭が300円前後、6銭・10銭が500円~1,000円になります。

古い切手なのでシミや汚れなど経年劣化のある切手が多くなっています。買取価格は状態によって変動幅があります。

『富士箱根切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

国立公園シリーズ切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。