宿木切手
レア度
買取価格額面通り
額面10円
発行年度1964年

「源氏物語絵巻・宿木」は、昭和39年4月20日の切手趣味週間に発行されました。

「源氏物語」は、平安時代中期に紫式部が書き上げた長編小説です。

内容は、天皇の子で才能・容姿に恵まれながら天皇の座を捨てた、光源氏の栄華と苦悩と、その子どもたちの人生を繊細な文章で表しています。

切手の「源氏物語絵巻」は、五十四帖から1~3つの場面を選んで絵画にし、本文の一節が書き添えられた絵巻物です。金箔を施した豪華な紙に、美しい手書きの言葉が散りばめられています。

切手に取り上げられた場面は、光源氏の子と孫にあたる薫と匂宮などの姫君の物語です。

秋の夕暮、中宮を慰めるために琵琶を奏でる匂宮と、几帳の端で、その音色に聞き入る中宮の姿が描かれています。

「源氏物語絵巻」は、12世紀前半に白河院の命によって作られた日本で最も古い絵巻で、国宝に指定されています。

源氏物語は一見、豪華で優美な王朝物語ですが、その中には悲しく寂しい男と女の物語が秘められています。

千年以上も経った今も、文学としてはもちろんですが、映画や漫画などにもたびたび登場するのは、現代の人にとっても永遠のテーマが潜んでいるからではないでしょうか。

源氏物語の切手では、昭和52 年第2次国宝シリーズで「紫式部日記絵巻」、平成1年に「源氏物語・ 竹河 」、平成20年に百人一首の「紫式部と源氏物語」など、数多くが題材に取り上げられています。

この切手が発行された頃は、日本中が切手ブームで、大人だけでなく小・中学生まで郵便局に並ぶなど過熱気味でしたが、今は、本来のコレクターが収集を楽しんでいるようです。

切手の買取価格は1枚10円、シートは100円程度となります。

額面程度の価値になりますが、他の切手と一緒に査定をすると価値が高くなることがあります。

『宿木切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

切手趣味週間は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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