レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り |
額面 | 100円 |
発行年度 | 1976年 |
「大和絵 鳶烏図(鳥)」は、昭和51年の国際文通週間で発行されました。江戸中期の俳人画家の与謝野蕪村が描いたものです。
一双の掛け軸「烏図」と「鷲図」のうち、切手では左の軸カラスが取り上げられています。雪の降りしきる木の枝に、2羽のカラスがたじろぎもせずに止まっています。
冬の季節には餌もなく、大自然の厳しさが伝わってくる、太い筆でカラスの背中に一気に墨を走らせた力強い絵です。
一方、鷲図の方は、暴風雨に耐える鷲の羽根が丁寧に描き込まれ対照的なタッチが面白いです。北村美術館蔵、重要文化財。
蕪村は、享保元年(1716年)摂津国(現在の大阪市)生まれ。松尾芭蕉にあこがれて「蕉」の字を号に入れ蕪村としています。
俳句や詩、書画などを学ぶ一方、宋、元、明など中国の技術を独自に習得し、「俳画」というこれまでにない画風を造り上げました。
京都知恩院で浄土宗の僧侶になった時期がありますが、その後、「僧にもあらず、俗にもあらず」と俗人に戻り、放浪の旅のなかで俳句や書画に親しみながら飄々とした生き方を実践した人ではないでしょうか。
その代表的な作品が、『十便十宜画冊』で山の中暮らしの良い所をあげて、画帖にまとめたものです。
作品は池大雅との合作で、中国の「十便十宜詩」が元となっていますが、なるほどと思わせる説得力のある言葉と絵で綴られています。
この中の「釣便図」は、田舎暮らしは、客が酒を持って訪ねて来れば庵から釣り糸を垂らせば酒の肴がすぐに捕れるという話です。「釣便図」は、第一次国宝シリーズで切手にもなっています。
60歳を過ぎ晩年になってから傑作を残していて、代表作は「夜色楼台図」「十宜帖」「奥の細道図巻」など。68歳没。
額面100円。2000万枚発行。買取価格は美品なら1枚100円、10面シートで800円程度となります。
『大和絵 鳶烏図(鳥)切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,切手専門の買取業者が有利
国際文通週間切手は様々な種類があり図案の面白さからコレクターから人気があります。高額買取りになる種類は少ないですが、需要が高いのが特徴です。
もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。
2,1社だけの査定はもったいない
切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。
ある切手買取業者で金額が安くても、別の業者ではプレミアム切手を見つけてくれて数倍以上になる可能性もあります。そのため2社以上に出すことがおすすめです。
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