レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り |
額面 | 100円 |
発行年度 | 1979年 |
「大和絵 深山大沢図(鳥)」は、昭和54年の国際文通週間で発行されました。江戸時代の人気絵師・円山応挙の作です。
元の絵は、京都・仁和寺の六曲一双屏風で、「深山図」と「大沢図」です。切手の図柄は、杉の枝で休むフクロウでがアップで取り上げられています。
フクロウは夜行性ですが、しっかりと瞳を開いた精悍な姿でこの辺りの山の主のようです。杉の細い枝の針葉も一本ずつ丁寧に描写されています。切手の印刷では、墨だけでなく淡い灰色茶色なども使われているそうです。
円山応挙は、亨保18年(1733年)京都亀岡市生まれ。若い頃は京都の高級玩具店で、「眼鏡絵」という3Dのような珍しい玩具の原画を手がけていました。
30歳を過ぎた頃から応挙の号で、「七難七福神」や「孔雀ボタン図」などの代表作の作品を描いています。
写生を重視した丹精な中にも構図の大胆さがあり、華やかな琳派や狩野派とも違う清爽な画面が特徴です。当時から三井家や寺院の障壁画などで重用されています。
国宝の「雪松図屏風」は、雪を画かずに雪を描いた絵として有名です。
金泥を背景に力強い松の木が画面いっぱいに伸び、淡く描かれた枝に針葉が細かく彩筆され、雪は白い空間として残されています。こんな雪は見たことがないと、新鮮なイメージで当時の人々を驚かせました。
応挙の一派は「四条円山派」と呼ばれ、江戸から明治の日本画のお手本として、現代まで流れは受け継がれています。
切手では、昭和25年・年賀切手「龍虎の図」と、初のお年玉小型シート5枚つづりで発行。また、平成18年趣味週間で「朝顔・狗子」もペアで発行されています。
額面100円。2200万枚発行。買取価格は美品なら1枚100円、10面シートで800円程度となります。
『大和絵 深山大沢図(鳥)切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,切手専門の買取業者が有利
国際文通週間切手は様々な種類があり図案の面白さからコレクターから人気があります。高額買取りになる種類は少ないですが、需要が高いのが特徴です。
もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。
2,1社だけの査定はもったいない
切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。
ある切手買取業者で金額が安くても、別の業者ではプレミアム切手を見つけてくれて数倍以上になる可能性もあります。そのため2社以上に出すことがおすすめです。
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