大和絵 山鳥図(鳥)切手
レア度
買取価格額面通り
額面100円
発行年度1978年

「大和絵 山鳥図(鳥)」は、昭和53年の国際文通週間で発行されました。正式名称は「梅に山鳥図」で、安土桃山時代の絵師・狩野山楽の作です。

切手の図柄は、京都の古刹・妙心寺の襖絵で雉の部分だけを取り上げています。丸々とした雉が、長い尾を下げて梅の古木に止まっています。

首をかしげて何かを待っているようです。雉の雄と雌は仲がいいといわれるので、相手を呼んでいるのでしょうか。金箔の背景に、切手では見えませんが左の方に梅の枝が伸び、紅白の花が満開です。

この絵は、妙心寺の塔頭・天球院の襖絵ですが、天球院には狩野山楽・山雪父子の描いたものがたくさん残されています。

絢爛な花鳥画や方丈の間の山水人物画など、襖絵56枚、杉戸絵16枚のほか合計152面もあります。桃山時代の絢爛な文化にうっとりしてしまいそうですね。

狩野山楽は、豊臣秀吉に推挙され巨匠の狩野永徳の元で修業し、その後永徳の養子となります。

華麗で大胆な構図や色彩による「大画様式」を受け継いだ絵師です。その後、秀吉の御用絵師となり大阪城の障壁画や寺院の襖絵など大作を数多く描いています。

狩野派は、江戸時代に入ると山楽の京狩野と探幽一門の江戸狩野に分かれます。

探幽は、家康とともに江戸に移り狩野派の輝かしい時代を築きますが、山楽は京都を出ず、秀吉や秀頼が亡くなったあと活躍の場をなくします。しかし、桃山時代の華麗な画風はその後も絵師たちに受け継がれています。

代表作品は、「妙心寺龍虎図屏風」、「大覚寺宸殿障壁画」、「聖徳太子絵伝」四天王寺、「車争図」東京国立博物館など。

切手では、昭和56年の国際文通週間でも山楽の「双鳩図」が発行されています。

額面100円。2200万枚発行。買取価格は美品なら1枚100円、10面シートで800円程度となります。

『大和絵 山鳥図(鳥)切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者が有利

国際文通週間切手は様々な種類があり図案の面白さからコレクターから人気があります。高額買取りになる種類は少ないですが、需要が高いのが特徴です。

もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。

2,1社だけの査定はもったいない

切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。

ある切手買取業者で金額が安くても、別の業者ではプレミアム切手を見つけてくれて数倍以上になる可能性もあります。そのため2社以上に出すことがおすすめです。

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