大和絵 双鳩図(鳥)切手
レア度
買取価格額面通り
額面130円
発行年度1981年

「大和絵 双鳩図(鳥)は」は、昭和56年の国際文通週間で発行されました。正式名称は「梅に遊禽」妙心寺となっていて、安土桃山時代の絵師・狩野山楽の作です。

切手の図柄は、2羽の鳩が満開の梅の木の枝に止まり、仲良く早春の息吹を満喫しているようです。

狩野山楽は、永禄2年~寛永12年(1559~1635)。もとは浅井長政の家臣の子ですが、豊臣秀吉の推薦で狩野永徳の門下に入り、その後、永徳の養子になっています。

秀吉の擁護のもと、御用絵師として安土城や南禅寺、大覚寺などの障壁画などの制作を手がけています。まさに、狩野派の全盛期を支えた人物です。

代表作のひとつの「龍虎図屏風」は、六曲一双屏風で左側に虎が牙をむき出して相手を威嚇しようとする姿。右側には龍が虎と対峙するという構図になっていて、勇壮果敢な場面が画かれています。

また「牡丹図」などは、ダイナミックな構図の中の四季の草花が見応えがあります。

山楽は狩野派を率いる第一人者でしたが、秀吉や秀頼が亡くなるとその勢いも衰えを見せます。狩野探幽らは家康の入城とともに江戸に移りますが、山楽はそのまま京にとどまり京狩野派を残しています。

切手では、昭和53年の国際文通週間でも山楽の「山鳥図」が取り上げられています。

また、平成24年の趣味週間では「籬に草花図襖」「龍虎図屏風」2点とも山楽、「春夏花鳥図屏風」狩野永納作、京狩野派の作品が10枚つづりで発行されています。こちらは金箔が背景で豪華なシートです。

昭和48年~昭和56年まで続いた大和絵シリーズは、この年で最後となります。翌年からは日本人形のシリーズへと変わります。

額面130円。1800万枚発行。買取価格は美品なら1枚130円、10面シートで1000円程度となります。

『大和絵 双鳩図(鳥)切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者が有利

国際文通週間切手は様々な種類があり図案の面白さからコレクターから人気があります。高額買取りになる種類は少ないですが、需要が高いのが特徴です。

もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。

2,1社だけの査定はもったいない

切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。

ある切手買取業者で金額が安くても、別の業者ではプレミアム切手を見つけてくれて数倍以上になる可能性もあります。そのため2社以上に出すことがおすすめです。

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