塙保己一 切手
レア度
買取価格額面通り
額面80円
発行年度1996年

この切手は江戸時代後期に活躍した国学者である塙保己一(はなわ ほきいち)の生誕250周年を記念して1996年8月27日に発行されたものです。

料額は80円で、シート構成は縦5枚と横2枚の計10枚です。意匠として彼の肖像が描かれています。

保己一は1746年に今の埼玉県本庄市に生まれ、7歳の時に病気で失明して以来盲人としての教育を受け、17歳の時に検校(けんぎょう、盲人の最高位)である雨富須賀一(あめとみすがいち)に師事するようになりました。

その後彼は萩原宗固(はぎわらそうこ、または、はぎわらむねかた)や賀茂真淵(かものまぶち)に師事するようになりました。そのようにして1783年には検校の地位に就きました。

1793年には現在の東京都千代田区に和学講談所を開設して彼の名著である「群書類従」を編纂しました。

「群書類従」は国史と国文学の集大成です。530巻から成る大作です。彼は目が不自由ではありましたが、持ち前の優れた記憶力によってそれだけの大作の完成を可能にしたのです。

彼はそれに続いて「続群書類従」の編纂を計画しましたが、生前(1821年没)に完成させることはできず、弟子たちがそれを引き継いで完成させました。

「続群書類従」は1,000巻にも及ぶ大作で、現在では宮内庁が所蔵しています。

彼の遺志は明治以降にも引き継がれ「続々群書類従」が編纂されました。現在「群書類従」「続群書類従」及び「続々群書類従」は株式会社八木書店(東京都千代田区)によってWeb版とオンデマンド版で刊行されています。

この切手の現在の取引価格ですが、ケネディスタンプクラブでは未使用の1シートが1,200円で、日本郵便趣味協会では同じく未使用の1シートが1,200円で、メルカリでは同じく未使用の1シートが882円で販売されています。

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