国宝シリーズ(第一次)切手
レア度
買取価格額面通り~少し高い
額面15円
発行年度1967年

日本で発行されたシリーズ切手の中でも、特に人気が高かったのが、国宝シリーズ(第一次)です。その名の通り、日本の国宝がデザインされている切手で1967年~1969年の間に発売していました。

切手のデザインは22種類とかなり多めです。どれも有名なものばかりでしたので、全種類を集めるべく多くの人が購入していました。

買取価格は平均で1枚50円程度になります。

国宝はどれも厳かな雰囲気で、実際に見てはいなくても、国宝の素晴らしさを、切手を通して実感することが出来ます。

全22種類のうち、特に人気が高かったと言える阿修羅像と吉祥天切手について、少しご紹介していきたいと思います。

阿修羅像切手は、奈良県にある興福寺の阿修羅像をモチーフとしています。阿修羅像と言えば、特徴的なのが顔と手ですよね。

前、左右横にある3つの顔に、天を仰ぐように伸ばしている4本の手と、合掌している手の合わせて6本の腕がある像です。

神や仏の力を現代人以上に信じていた昔の人にとって、人間離れした容姿が信仰の対象になっていたということは、容易に考えることが出来ます。

阿修羅像切手が人気になったのは、その印刷方法です。普通印刷と違い凹版型になっているため、目で見て楽しめるだけではなく触っても楽しめるという、画期的なものでした。

今の私たちにとっては馴染みのある印刷方法ですが、当時の人々にとっては驚くべきものでした。

吉祥天は、これもまた奈良県にある薬師寺の吉祥天の絵をモチーフとしています。仏教界の女神として有名な吉祥天は、美人の代名詞としても知られており、優しい雰囲気が切手からとてもよく伝わってきます。

吉祥天が他の国宝シリーズと決定的に違っていたのは発行枚数です。1,000万枚しか発行されず、先ほどご紹介した阿修羅像切手と比べると1,200万枚ほど少なくなっています。

『国宝シリーズ(第一次)切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

特殊切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。