名園シリーズ切手
レア度
買取価格額面通り~少し高い
額面15円
発行年度1966年

「名園シリーズ」切手は、昭和44年~45年にかけて「後楽園」「後楽園」「兼六園」の3種類が発行されています。日本三名園のシンボル的な冬の情景が描かれたものです。

水戸「偕楽園」の図柄は、水戸藩主・徳川斉昭が造った好文亭と、梅の花が満開の冬景色です。好文木とは梅の別名で、たくさんの梅林に包まれた庵らしい命名です。

花見というと豊臣秀吉の頃から桜の花のことをを指しますが、それより以前の万葉集などでは、梅は桜よりも多く取り上げられていた歴史があります。

梅は花が咲いたあとには、実がなり梅干しとして薬用や食物としても日本人には欠かせない植物だったのではないでしょうか。

岡山「後楽園」は、タンチョウ鶴の飛来している冬景色が描かれています。岡山藩主・池田綱政の岡山城に繋がったお殿様専用の庭園です。

見晴らしのいい広大な場所に能舞台や庵、そして池や庭が点在しています。庭園には珍しい茶畑もあり、藩主が飲むお茶として栽培されていたそうです。

切手のタンチョウ鶴は、戦後途絶えていたのを中国から2羽が贈られたのがきっかけで、今は8羽が冬の後楽園で羽ばたいています。

金沢「兼六園」は加賀藩主・前田綱紀が作庭したもので、シンボルである霞ヶ池と徽軫灯籠の冬景色が取り上げられています。公園内の冬の風物詩に11月初めから行われる雪吊りがあります。

大切な松の枝が雪で折れないように、樹木のてっぺんから何十本もの束ねた綱を垂らして枝一本一本を結ぶと、その形が円錐形の幾何学模様となって、鈍色の冬景色に彩りをそえてくれます。

偕楽園10円、後楽園15円、兼六園15円で発行されています。1シート20枚綴りなら、500円~800円位で取引されています。

『名園シリーズ切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

特殊切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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