北陸新幹線(長野・金沢間)開業切手
レア度
買取価格額面通り
額面82円
発行年度2015年

北陸新幹線(長野・金沢間)開業切手は2015年3月13日に発行された特殊切手です。北陸新幹線(長野・金沢間)の開業を記念して発行されました。

図案は合計8種類あり、新型車両の東日本旅客鉄道E7系のイラストやルート上の名所である金沢駅や立山連峰、善光寺が描かれています。

また、余白にも新幹線が描かれるなど、新幹線が好きな人にも人気の高い切手です。この切手のデザインは切手デザイナーの丸山智さんが担当しました。

1964年(昭和39年)10月1日、東海道新幹線の東京-新大阪間が開業します。

その翌1965年には北陸新幹線の構想が始まっていました。この年に石川県金沢市において一日内閣(公聴会)が開催され、当時の首相だった佐藤栄作もこれに出席しました。

その10年後である1975年に全国新幹線鉄道整備法が制定されたことにより、東京と大阪の間を富山、金沢を経由して結ぶ北陸新幹線の基本計画が決定しました。

1982年には大宮-新潟までを結ぶ上越新幹線が開業します。
1989年、北陸新幹線のルートである高崎-軽井沢間の建設工事を開始。

1991年には軽井沢-長野間の建設工事を開始、1998年の長野オリンピックまでに開通させることを目標とします。そして1997年に完成、長野駅が開業となりました。

これは長野新幹線とも呼ばれています。このルートを延長する形で長野から上越、上越から富山という形で路線の延長が行われました。

当初は長野から最短ルートとなる立山連峰を抜ける案も出されましたが、あまりに険しい山脈と火山帯のため断念、上越方面を迂回するルートに決まりました。

1998年、長野-上越間の建設工事を開始します。

飯山~上越妙高間にある「飯山トンネル」は全長約22.2kmの非常に長いトンネルで、開通に9年もかかる難工事となりました。

金沢-長野間は距離の半分近くがトンネルであるため、建設工事には長い期間が必要となりました。

2014年、金沢-長野間の軌道敷設が完了。翌2015年3月14日に長野-金沢間が開業となりました。

東京-金沢間を走る新幹線車両は「かがやき」と「はくたか」で、「かがやき」は最短2時間28分で東京~金沢間を結びます。

北陸新幹線はこれから先もその路線を伸ばしていく計画があり、2012年には金沢-敦賀の工事も開始され、現在工事が進められています。金沢-敦賀間は2023年春の開業予定となっています。

北陸新幹線(長野・金沢間)開業切手の相場は10枚セットの1シートで800円前後の買取価格になっています。

買取相場は額面程度となっていて、汚れたりしていなければ大きく査定額が下がることはなさそうです。

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