北里柴三郎 切手
レア度
買取価格額面通り
額面80円
発行年度2003年

北里柴三郎切手は2003年(平成15年)に文化人切手として発行されました。

この年は北里柴三郎の生誕150年でもあります。文化人切手は1992年(平成4年)から発行されているシリーズです。

この文化人切手は、今日の日本の発展に尽力した人物を題材にしています。この年は斎藤茂吉(歌人、精神科医)と共に文化人切手として発行されました。

また、期間限定で二人がそろった押印を押して貰えることも出来ました。

切手の額面は80円、1シート10枚(縦5枚×横2枚)です。

現在の相場は1シート1,200円程度となり(額面の合計は800円)、切手の価値としては多少プレミアがついていますが1枚であれば額面通りとなります。

切手の図案は「北里柴三郎の肖像画、顕微鏡、北里研究所」が描かれています。

医学者・細菌学者である北里柴三郎は、1853年(嘉永5年)生まれです。1874年(明治7年)に東京医学校(現 東京大学医学部)に入学し、ここで予防医学こそが大事だと考えるに至りました。

1886年(明治19年)に西欧の医学を習得するために、ドイツのベルリン大学へ留学しました。

北里はここで世界で初めて血清療法を成功させるなど予防医学に尽力しました。

血清療法とは特定の毒素やウィルスに対しての抗体を持つ生物から血清を作り、これを罹患者に投与することで治療する方法です。今日のワクチンは、この血清療法の発展の結果できたものです。

1894年(明治27年)に香港でペストが大流行した際には、現地で調査を行い、ペストの原因である菌を発見することに成功しました。

その後、日本国内の神戸でペスト感染者が発見された際も北里の研究成果から、蔓延させることを防げたという偉業につながりました。

当時の日本では、西欧に比べ医学の進歩が遅れていましたが、北里は現在の慶應義塾大学医学科など数々の病院や医療関係団体の発足にも力を入れ、日本の医学力の向上に努めました。

『北里柴三郎 切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者で査定をしてもらう

文化人切手はシリーズものなのでコレクターにとっては集めるのが楽しい切手になります。

希少価値が高い種類は多くありませんが、需要が高いのでシリーズが揃っていると切手買取業者ならプラスαを加算してくれることがあります。

一般的な中古買取ショップの場合、販売ルートを持っていないので一律の安い金額で買取りされる可能性があります。

2,損をせずに売るなら2社以上で査定

買取価格は切手買取業者ならどこでも同じというわけではなく、価値のつけ方に違いがあります。

1枚だと少しの金額差でも数十枚、数百枚になると大きな金額差となります。そのため高く売るには2社以上に査定をしてもらうと損をせずに売ることができます。

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