動植綵絵・著色花鳥版画ペア切手
レア度
買取価格額面通り
額面90円 110円 130円
発行年度1998年

「動植綵絵・著色花鳥版画ペア切手」は、平成10年の国際文通週間で発行されました。伊藤若冲の作品から上段「動植綵絵」・下段「著色花鳥版画」2種連刷の豪華版となっています。

額面90円上段は「紅葉小禽図」で、真っ赤に染まったモミジに鳥も見とれている感じでしょうか。下段は「櫟に鸚哥図」で、深まった秋に虫食いのクヌギの木の枝の先にインコが止まっています。

110円上段は「雪中鴛鴦図」で、まさに雪の降りしきる川辺りでオシドリが仲良く遊ぶ姿です。

実物のように羽根の先まで精緻で、垂れた枝には雪が白くまとわります。下段は「雪竹に錦鶏図」で、キジの胸、背中、尾、羽根の色彩が見事な出来ばえで声をかけたくなるほどのリアルさです。

130円上段は「芍薬群蝶図」で、淡いピンク色の芍薬の花に黒いアゲハ蝶が遊んでいます。

切手では見えませんが、芍薬の上で何匹も蝶が飛び回って華やか。下段は「薔薇に鸚哥図」で、パラの枝とインコの組み合わせが珍しいですし、拓版画という手法で背景の黒色に薔薇や鸚哥のやわらかな線が引き立ってみえます。

伊藤若冲は、江戸中期に京都で活躍した絵師です。錦市場の青物屋の跡継ぎでしたが、とにかく絵を描くのが好きで近くにある相国寺で仏画などを描いていました。

その後、家督を弟に譲り本格的に絵師として独立。花鳥図に描かれた動植物の写実性も第一人者ですが、どの作品も豊かな想像力でファンタジーの世界を創り出しています。

現代の私たちが見ても、あっと思わせるような鮮やかな色彩と大胆な構図が素晴らしいです。

発行部数は、各1500万枚。買取価格は額面程度となります。

『動植綵絵・著色花鳥版画ペア切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者が有利

国際文通週間切手は様々な種類があり図案の面白さからコレクターから人気があります。高額買取りになる種類は少ないですが、需要が高いのが特徴です。

もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。

2,1社だけの査定はもったいない

切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。

ある切手買取業者で金額が安くても、別の業者ではプレミアム切手を見つけてくれて数倍以上になる可能性もあります。そのため2社以上に出すことがおすすめです。

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