レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り |
額面 | 100円 |
発行年度 | 1977年 |
「制多伽童子像」は、昭和52年の第2次国宝シリーズ第4集で発行されました。
高野山にある不動堂の本尊・不動明王に仕える八大童子のひとつで、1197年(建久8年)、平安時代末期の仏師・運慶作と伝えられています。
頭上には5つの知恵を意味するまげを結い、両手には仏法を守る三鈷杵と宝棒を持って立っています。檜の板を2枚合わせて造られ、内部を繰り抜き、像内に月の輪型の銘が収められています。
切手は、制多伽童子の膝から上がクローズアップされています。ふくよかな顔立ち、目や鼻も筋が通っていて、少し斜め前を見据え、周囲を威嚇しているように見えます。
朱塗りの真っ赤な顔、健康そうな肉体美に、若々しさが感じられます。
八大童子は、矜羯羅童子(こんがらどうじ)、制多伽童子(せいたかどうじ)、恵光童子(えこうどうじ)、清浄比丘童子(しょうじょうびくどうじ)、恵喜童子(えきどうじ)、烏倶婆?童子(うぐばがどうじょ)の六躯(ろっく)となります。いずれも、不動明王を守護する役割があります。
不動堂は金剛峯寺の境内にある寺院。鎌倉時代に建てられた、入母屋造り縋破風造で檜皮葺、貴族の寝殿のような造りです。
縋破風造とは、屋根の両側に鳥の羽が広がったような形に、穏やかな曲線が伸びて、不動明王という厳しそうな仏像が安置されているとは思えないほど優美です。
高野山は、平安時代、真言宗の開祖・空海が修行の場として入山し、そこに立ち並ぶ100以上の寺院のなかでも、最も古い建造物で国宝に指定されています。
制多伽童子像は、もともと不動堂で本尊を守護していましたが、現在は、高野山霊宝館に移され、特別展などで公開されます。
額面100円。1800万枚発行されています。切手の買取価格は1枚数十円、10面シートは1,000円程度となります。
額面程度の価値になりますが、他の切手とまとめて査定をすると価値が上がることがあります。
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