偉人シリーズ切手
レア度
買取価格額面通り
額面3セント
発行年度1970年

アメリカの統治下にあった1970年から1971年に沖縄では偉人シリーズの切手が発行されました。こちらには琉球時代の偉人がそれぞれに描かれています。

最初に発行された偉人シリーズのモチーフとなっているのは1800年代後半から1900年代前半に活躍した謝花昇です。

彼は沖縄の農政改革を行い、退職後には当時本州の人々にしか認められていなかった参政権を沖縄の人々に広げるよう求めて社会運動を行いました。沖縄の人々のためにこの運動を行った功績が認められ、彼は偉人と呼ばれています。

2枚目に描かれているのは蔡温です。彼は江戸時代初期から中期の政治家で、冊封への対応や沖縄に住む人々の減税を実施したりと琉球王朝の人々の生活に貢献したとして知られています。

描かれている偉人の3人目は宜湾朝保です。彼は琉球の五偉人の一角として数えられており、1800年代中盤に琉球王朝の尚泰王のもとで信任を得て活躍しました。

外国の文化にも通じており、開国間もないころから英語を話せたという記述もあり、言語学にも通じていたことがうかがえます。

彼は人生の最後期には歌人としても活躍しました。そのため、多彩な才能を持った人物と呼べるでしょう。

描かれている偉人は以上の3人ですが、彼ら3人に共通するのが「琉球のために手を尽くして何かを成し遂げた」ことだと言えるでしょう。

政治という面であったり社会活動という面であったりとやったことは様々ですが、その根底には琉球をよりよくするための行いであったことは疑いの余地がありません。

こちらのシリーズは以上の全3種で、相場としては1枚数十円程度となっています。他の琉球切手に比べると少々高めとなっていますが、入手自体はそう難しくありません。

『偉人シリーズ切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

沖縄切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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