人民解放軍健軍41周年切手
レア度☆☆
買取価格少し高い~高い
額面8分
発行年度1968年

人民解放軍が発足してから41周年を迎えた1967年に記念して発行されたのがこの切手です。

人民解放軍とは正式には中国人民解放軍といわれています。もともとは中華人民共和国が出来る前の1927年に共産党が創設した紅軍として発足しました。

この軍の創設には、中国史の中でも重要な国共内戦と深いかかわりがあります。

紅軍が結成された年に、中国共産党は中国国民党に対して武装して攻撃を仕掛けました。その時の武装集団が紅軍です。この戦いは紅軍の惨敗で終わりましたが、その後も争いが各地で起こる形で残りました。

このいざこざがいったん収まったのは1937年のことです。日本と中国が戦争状態に入ると協力してともに日本に対抗しようという意図のもとで国共合作が行われて争いが停止しました。

ただこの抗日戦争の中でも細かい争いやトップによる批判は絶えず、国民党と共産党の協力関係は失敗に終わったという見方もあります。

終戦後にこの協力関係は完全に解消され、再び争いを始めましたが、アメリカが共産党陣営を嫌ったため、国民党優勢で戦いが進んでいきました。

しかし財政改革として大量の貨幣を発行してしまったことが原因で中国国内は激しいインフレに見舞われます。このことにより国民党を支持する層が多かった農村部が貧困に陥り、その支持率を下げていってしまいます。

この出来事を皮切りに共産党が一気に国民党を倒し、中華人民共和国を建国しました。

こうして、中華人民共和国の建国に貢献した紅軍は「人民解放軍」として改名されました。すなわち、この切手は現在の中国を作った立役者を記念してつくられたものだと言えます。

この切手の相場は中国切手の中ではやや低めで、1枚につき1,000円前後での買取となっています。

『人民解放軍健軍41周年切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手鑑定士が在籍する業者に売る

中国切手は種類が非常に豊富なので、正確な価値は経験豊富な切手鑑定士がいる業者に見てもらうしかありません。

金券ショップや中古買取店だと切手の価値を判断できず、希少価値の高い切手でも数十円などで買い取られる場合もあります。

2,高く売るポイントは2社以上の査定

切手を高く売るには複数の買取業者に出すことがポイントになります。

査定額は買取業者によって異なり、価値の高い切手であればその差は数倍になることも珍しくありません。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。