レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り |
額面 | 90円 110円 130円 |
発行年度 | 2011年 |
「上村松園「鼓の音」切手(3種)2011年」は、国際文通週間に発行されました。
上村松園の「鼓の音」、伊東深水の「楽屋」、鏑木清方の「たけくらべの美登里」の3点です。
「鼓の音」は、あでやかな着物姿の女性が、鼓を打とうとしているところです。べっ甲のかんざしで飾られた黒髪、朱色の振り袖に古典柄の帯を大きく結んでいます。
今にも動きだしそうな指先の、まさに緊張が伝わってきます。上村松園は、明治8年、京都生まれ。1940年ニューヨーク万博に出品した作品で、凛として気品のある女性像を生涯にわたり描いています。
「楽屋」は、白地に大胆な蝶柄の着物、亀甲の帯を締めた芸妓が楽屋で紅を引いています。美しい眉に鼻筋の通った美人で、これから舞台という華やかさが感じられます。
女性らしいしぐさが、さり気なく表現されています。伊藤深水は、明治31年、東京・深川生まれ。歌川派の浮世絵を習得し、鈴木清方の門下で美人画を学んでいます。自身も花柳界や下町の情緒に触れながら暮らし、粋で洒落た美人画を数多く残しています。
「たけくらべの美登里」は、樋口一葉の小説「たけくらべ」の一場面です。遊女になる前の美登里が、幼なじみの僧侶の息子・信如と別れる場面です。淡く消えた初恋に、眼差しや口元が、もの悲しさを語っています。
清方は、たけくらべを暗唱できるほど一葉のファンで、文芸界で挿絵も手がけていたので、描きたかった作品ではないでしょうか。
鈴木清方は、明治11年、東京・深川生まれ、伝統的な浮世絵を学ぶかたわら、早くから挿絵などで評価を得ています。
発行部数は、90円400万枚、110円400万枚、130円が300万枚。
2010年にも、わが国を代表するこの三人の美人画切手が発行されています。買取価格は額面程度となります。
『上村松園「鼓の音」切手(3種)2011年』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,切手専門の買取業者が有利
国際文通週間切手は様々な種類があり図案の面白さからコレクターから人気があります。高額買取りになる種類は少ないですが、需要が高いのが特徴です。
もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。
2,1社だけの査定はもったいない
切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。
ある切手買取業者で金額が安くても、別の業者ではプレミアム切手を見つけてくれて数倍以上になる可能性もあります。そのため2社以上に出すことがおすすめです。
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