レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り |
額面 | 90円 110円 130円 |
発行年度 | 2010年 |
「上村松園「牡丹雪」切手(3種)2010年」は、国際文通週間に発行されました。
伊東深水の「三千歳」、鏑木清方の「野崎村」、上村松園の「牡丹雪」が取り上げられています。
「三千歳」は、黙阿弥の歌舞伎に登場する遊女三千歳が、もう会うことができない恋人と最後の別れの場面です。黒髪に櫛を入れたようすがわかるほど繊細に描かれた髪の毛は、生え際が少しほつれています。
透き通るような白い肌に紅をさした口元には、やるせない女性の表情が見て取れます。伊東深水は、明治31年東京・深川生まれ。伝統的な浮世絵を学んで、美人画で人気の高い画家です。
「野崎村」は、歌舞伎の「お染、久松」に登場する、油問屋の一人娘と丁稚のなさぬ仲の物語です。
野崎参りに行くと言って、お染が母に連れられ久松の実家のある野崎村へ行く場面。まだ幼さの残るお染が、綺麗な着物に鹿子のだらりの帯をしめています。
つらい気持ちがよく分かるその表情は、鈴木清方の写実を越える観察力によるものです。鏑木清方は、明治11年東京・神田生まれ。代表作は、「築地明石町」「一葉」など。文芸や美術にも精通していて、随筆なども多数。
「牡丹雪」は、画面の半分上の方は、雪が舞う背景におおわれています。
冷たい雪の中を、二人の女性が前かがみになりながら先を急いでいます。傘の中には、清楚な顔立ちの女性の姿があります。後ろの頭巾をかぶった女性も、楚々とした品格が滲んでいます。
上村松園は、明治8年、京都生まれ。女流画家として美人画や風俗画、市井の女性像など、京都の凛とした気品ある女性像を描き続けました。代表作は、「序の舞」「母子」など。
切手は明治・大正・昭和のわが国を代表する美人画・三人の作品です。
発行部数は、90円350万枚、110円350万枚、130円250万枚。買取価格は額面程度となります。
『上村松園「牡丹雪」切手(3種)2010年』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,切手専門の買取業者が有利
国際文通週間切手は様々な種類があり図案の面白さからコレクターから人気があります。高額買取りになる種類は少ないですが、需要が高いのが特徴です。
もし金券ショップや総合買取店で売ると一律の低価格となるためメリットはありません。切手専門の買取業者なら販売ルートを持っているのでプラスαの価値が期待できます。
2,1社だけの査定はもったいない
切手の枚数が多いほど査定額の差は大きくなります。そのため査定に出すのが1社だけではもったいないのです。
ある切手買取業者で金額が安くても、別の業者ではプレミアム切手を見つけてくれて数倍以上になる可能性もあります。そのため2社以上に出すことがおすすめです。
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