モナコ 国際婦人年切手
レア度
買取価格額面通り
額面
発行年度1975年

第二次世界大戦勃発で解散した国際連盟に代わって誕生したのが国際連合(通称、国連)、国連の主な目的は国際平和・諸国間の友好関係発展・国際協力です。

その国連が、男女差別撤廃を目指すためにメキシコで1975年に開催したのが国際婦人年世界会議です。

この会議では、男女平等の促進や女性参加の確保などが世界行動計画として採択、形骸化を防ぐために各国政府は計画の使命を果たす道義的責任を負うことになりました。

女性差別の撤廃には時間を有し、会議が行われた1975年の翌年からの10年間を「国際婦人年」と宣言します。

また、その10年の折り返しである1980年には世界行動計画の実施状況を再検討するための世界会議を開くことも決定、日本国内では国籍法の改正・男女雇用機会均等法の制定・労働基準法の改正に繋がりました。

国際婦人年を記念して日本では朱色基調に女性と平和の象徴とされる鳩(国際婦人年シンボルマーク)がデザインされた20円切手が発行されます。買取価格は100円前後になります。

西ヨーロッパに位置するモナコ公国(通称モナコ)でも、国際婦人年を記念して切手を発行しています。

モナコ王国とはバチカン市国に次いで世界で2番目に小さく、世界3大レースの1つに数えられるF1世界選手権レースのモナコグランプリが開催されることで知られています。

モナコの人口は約3.6万人、モナコグランプリ期間中にはハリウッドスターなどのセレブも多く集まり、総人口の約6倍の観客が訪れます。

モナコの主要産業は観光、観光といっても面積が世界で2番目に小さいため、観光ポイントだけなら1日あれば見て歩けるほどです。

以前は国家収入の9割をカジノが占めていましたが、現在はタックス・ヘイヴン(租税回避地)目的でモナコを訪れるセレブは多く、モナコにセレブが訪れる理由の1つは脱税の容疑で本国へ引き渡しをしない法律があるからです。

モナコで最も有名な人物は、モナコ大公レーニエ3世と結婚したハリウッド女優のグレース・ケリーです。モナコも完全な男女平等ではなく、公室の継承権第1位は王子(男子)と定められています。

モナコで国際婦人年を記念して切手が発行されたのは、国際婦人年世界会議が開催された1975年、日本の国際婦人年切手と同様に女性と国際婦人年シンボルマークがデザインされていますが、モナコだけあって品が感じられます。

モナコの観光名所である「切手とコインの博物館」には、モナコが1885年から現代まで発行した様々な切手や1640年からの通貨が展示されています。

『モナコ 国際婦人年切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手鑑定士が在籍する業者に売る

外国切手は種類が非常に豊富なので、正確な価値は経験豊富な切手鑑定士がいる業者に見てもらうしかありません。

金券ショップや中古買取店だと切手の価値を判断できず、希少価値の高い切手でも数十円などで買い取られる場合もあります。

2,高く売るポイントは2社以上の査定

切手を高く売るには複数の買取業者に出すことがポイントになります。

査定額は買取業者によって異なり、価値の高い切手であればその差は数倍になることも珍しくありません。

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