イリオモテヤマネコ切手
レア度
買取価格額面通り
額面20円
発行年度1974年

自然保護シリーズ切手は1974年~1978年の五年間に発行されたもので、絶滅危惧種をはじめとする様々な動物が図柄になっています。

全部で20種類あり、買取価格は1種類のみだと額面に近い値段になりますが、全種類揃っているとある程度高く買い取ってもらえます。

自然保護シリーズ切手は、イリオモテヤマネコや、ニホンカワウソ、アマミノクロウサギなどいずれも絶滅の危機に瀕している動物などが取り上げられています。

その中でも、イリオモテヤマネコが一番目の切手として1974年3月25日に発行されました。イリオモテヤマネコは、20世紀になってから発見された西表島にしか生息しない生物です。

切手の買取価格は20面シートで400円前後になります。

現在生息数は100頭あまりしかいないため、絶滅危惧種として特別天然記念物に登録されました。

イリオモテヤマネコはベンガルヤマネコの亜種で、1965年に動物文学者の戸川幸夫氏により沖縄の西表島で発見されました。

20世紀に入ってから中型以上の哺乳類が新たに発見されることはまれで、20世紀最大の発見と言われ新種として世界的にも大きく取り上げられました。

ベンガルヤマネコに似ており、遺伝情報の分析の結果やはりベンガルヤマネコの亜種であることが発見されました。

普通の猫と違い耳が短く、色も暗灰色や淡褐色です。胴は長いですが足は短いです。

ヤマネコと言われていますが山奥にはあまりおらず、ネコとしては珍しく泳いで魚なども捕獲するため川辺などに多く生息しています。

夜行性ですが昼間も行動し、交尾期以外は単独で行動する野生の猫です。小型哺乳類、爬虫類、鳥類などあらゆる生物を捕食し、西表島には天敵がいないためイリオモテヤマネコは島の中では食物連鎖の頂点に君臨しています。

あらゆる動物を餌にするため、海岸や畑や水田など生き物がたくさんいる場所にも姿を現します。

その他にもトカゲやヘビ、カエル、コオロギなども捕獲し、ヤマネコの中でこれほど多様な種類の動物を食べるのはイリオモテヤマネコ以外にはいないと言われています。

現在絶滅危惧種となっているため、西表野生生物保護センターで保護活動が行われています。

食物連鎖の頂上にいて、島内に他に天敵がいないとはいえ、道路での交通事故が毎年数件起きているため、西表野生生物保護センターでは事故でケガをしたイリオモテヤマネコのリハビリも行っています。

沖縄の八重山郡にある竹富町役場では、発見50周年にオリジナルフレーム切手を発売しました。

イリオモテヤマネコとともに沖縄の人たちが今後とも歩んでいけるように、とのメッセージが込められているとのことです。

『イリオモテヤマネコ切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手専門の買取業者で査定をしてもらう

自然保護シリーズ切手はシリーズものなのでコレクターにとっては集めるのが楽しい切手になります。

希少価値が高い種類は多くありませんが、需要が高いのでシリーズが揃っていると切手買取業者ならプラスαを加算してくれることがあります。

一般的な中古買取ショップの場合、販売ルートを持っていないので一律の安い金額で買取りされる可能性があります。

2,損をせずに売るなら2社以上で査定

買取価格は切手買取業者ならどこでも同じというわけではなく、価値のつけ方に違いがあります。

1枚だと少しの金額差でも数十枚、数百枚になると大きな金額差となります。そのため高く売るには2社以上に査定をしてもらうと損をせずに売ることができます。

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