イボハナザル切手
レア度☆☆
買取価格少し高い
額面10分
発行年度1968年

西遊記は白馬に乗った三蔵法師が孫悟空・猪八戒・沙悟浄を従え天竺(てんじく)を目指す伝奇小説、日本では1978年から1980年にかけて人気テレビドラマとしてシリーズ化されました。

三蔵法師とは、釈迦の説いた教え(経蔵)・規則(律蔵)・解釈(論蔵)の三蔵に精通した法師(僧侶)の尊称、西遊記の基となった三蔵法師は玄奘(げんじょう)がモデルとされています。

釈迦の説いた教えを受けた三蔵法師一行が目指した天竺とは、仏教の開祖である釈迦が生れた国、つまりインドのこと、天竺はインドを指す中国での古称です。

インドは1947年にイギリスから独立しましたが、紀元前2600年頃から前1800年頃までは四大文明の1つであるインダス文明で栄えていました。

現在は欧米志向がトレンドですが、当時のトレンドはインド、そのため玄奘も629年に陸路でインドに向かい、645年に最先端のインドから帰った玄奘は、後にインド瑜伽行派(唯識派)の思想を継承する法相宗の開祖となりました。

西遊記の主役が、雲に乗って空を飛ぶ?斗雲(きんとうん)や自在に伸縮する如意金箍棒(にょいきんこぼう)などの仙術を会得した孫悟空です。

孫悟空のモデルとされているのが、インド神話における猿族の1人であるハヌマーンと中国の高地に生息するキンシコウ(金絲猴)です。

ハヌマーンは姿を自在に変えられ空を飛ぶ事も可能、キンシコウの雄はイボ状のコブがあるため、イボハナザル(疣鼻猿)とも呼ばれています。

キンシコウは野生で約2万頭が生息していますが、トラやジャイアントパンダ等と同じく中国国家一級重点保護野生動物(絶滅危惧動物)として保護されています。

中国国家一級重点保護野生動物に指定された動物は切手にデザインされることが多く、イボハナザル(キンシコウ)も1963年に3種完品で発売されています。

買取価格は未使用3種セットで2,000円程度になります。

『イボハナザル切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,切手鑑定士が在籍する業者に売る

中国切手は種類が非常に豊富なので、正確な価値は経験豊富な切手鑑定士がいる業者に見てもらうしかありません。

金券ショップや中古買取店だと切手の価値を判断できず、希少価値の高い切手でも数十円などで買い取られる場合もあります。

2,高く売るポイントは2社以上の査定

切手を高く売るには複数の買取業者に出すことがポイントになります。

査定額は買取業者によって異なり、価値の高い切手であればその差は数倍になることも珍しくありません。

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