【アメリカ黒人の闘争支持切手】の買取価格、相場と詳細について

1968年、中国でアメリカ黒人の闘争支持という切手が発行されました。

中国を含め、アジア大陸には黒人はいないのですが、なぜ中国で黒人に関する切手が発行されたのでしょうか。それには人種問題に関する深い理由があります。

切手が発行された年と同じ1968年、アメリカでキング牧師が暗殺される事件が起こりました。

キング牧師は、黒人に対する差別を無くそうと、積極的に活動していた人であり、ノーベル平和賞も受賞するなど、その影響力はアメリカだけでなく、全世界に広まっていました。

しかしその当時、黒人に良いイメージを持っていない白人は現在に比べて多くいました。キング牧師の活動を気に入らなかった白人の一人が、暗殺という手で排除しようとしたのです。

その事件の後、アメリカ全土で黒人達による暴動が起こりました。そしてその暴動を毛沢東は支持し、これが切手の発行に至ったのです。切手一枚から、非常に重要な歴史の出来事を感じ取ることが出来ます。

切手は、真っ赤な色を背景として、毛沢東が手を挙げている姿がデザインされています。

毛沢東は右寄りに描かれており、左側には黒人の闘争を支持する際に発表した声明の一部分が、金色の文字で印刷されています。色だけをとっても中国らしい切手です。

アメリカ黒人の闘争支持は、プレミアム切手としても知られています。買取価格は未使用なら10,000円以上になります。

良い状態であればあるほど、その価値は期待出来るので、保管したりする際には、細心の注意を払って扱うようにしましょう。

『アメリカ黒人の闘争支持切手』を損せず高額買取してもらう方法とは？

中国切手は種類が非常に豊富なので、正確な価値は経験豊富な切手鑑定士がいる業者に見てもらうしかありません。

金券ショップや中古買取店だと切手の価値を判断できず、希少価値の高い切手でも数十円などで買い取られる場合もあります。

切手を高く売るには複数の買取業者に出すことがポイントになります。

査定額は買取業者によって異なり、価値の高い切手であればその差は数倍になることも珍しくありません。

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