レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り |
額面 | 10円 |
発行年度 | 1958年 |
「まりつき」は、昭和32年11月1日の切手趣味週間に発売されました。
図柄は、江戸時代中期に活躍した、鈴木春信の浮世絵が採用されました。サイズは48×33ミリと大型で、しゃがんでまりをつく少女が、愛らしく表現されています。
春信といえば、すらりとした美人画が有名です。40歳過ぎてから、木版多色刷りの錦絵を生み出し、後の浮世絵に多大な影響を与えた人物です。
浮世絵の技法のひとつである、見立絵という方法を使って、古典文学や物語から題材を得て、可憐で端正な女性を描いているのが特徴です。
浮世絵がブームになったのは、パリの博覧でゴッホやモネ、ゴーギャンなどの画家に影響を与えるなど、日本の素晴らしい芸術が再発見されてからです。
日本人にはあまりに身近なこともあり、海外のほうが人気が高かった時期がありました。
春信はの作品は1000点近くもあるのですが、その多くが海外に渡っていて、日本にはあまり残っていません。ボストン美術館は浮世絵を5万点以上所蔵しており、春信の作品は600点以上もあります。
一方、日本はというと東京国立博物館に200点余りと、所有数も少ないです。幸い、この「まりつき」は、松方コレクションとして、上野の国立博物館に所蔵されています。
この切手、現在の中古市場で1枚数十円です。
10枚綴り1シートが、400円~1200円でオークションに出されています。
昭和30年代は空前の切手ブームで、「見返り美人」「市川えび蔵」「まりつき」など、毎年、発売日を楽しみにしていた人もいるのではないでしょうか。
発売初日には、郵便局の前で行列をして手に入れたという懐かしい時代です。
『まりつき切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む
切手趣味週間は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。
しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。
切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。
2,高く売る秘訣は2社以上で査定
実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。
数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。
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