しめ飾り切手
レア度
買取価格額面通り~少し高い
額面2銭
発行年度昭和13年

一年も終わりに近づいてくると、皆さんは年明けに向けてどのような準備を始めますか?

大掃除やおせち料理など様々ありますが、やはりお世話になった方々に向けての年賀状作りを始める方は多いと思います。

年賀状という文化は戦前から始まっていました。それに合わせて年賀切手の発行も開始され、1935年には日本で最初の年賀切手が、世に出されます。

それから毎年一枚づつ発行され、3番目に発行されたのがしめ飾りと呼ばれる切手でした。

しめ飾り切手は赤をベースとした背景に中央に大きくしめ飾りが描かれています。

赤と白の色合いがなんともお正月らしく、この切手が貼られた年賀状が届いたら、より一層めでたい気持ちで元日を過ごせそうです。人気のある切手であり、なんと3億枚以上の売り上げを記録しました。

しかしこの切手を最後に、年賀切手の製造が一時中止されます。

その理由が、同年7月に始まった、日中戦争です。もともと戦争が続いていた時期ではありましたが、日中戦争を皮切りに、第二次世界大戦が起こったりと、次々と国をあげた戦争が起こるようになります。

戦争では、軍事物資の他に人々が食べる米や野菜を作る仕事に、より専念しなくてはいけません。

年明けを祝うおめでたいことでも、生きることに精一杯の時代では、年賀切手を作る余裕もありませんでした。

その後第二次世界大戦が終わると、日本には平和な時間が訪れ、年賀切手の製造も、再開されるようになりました。

ですので、しめ飾り切手は、戦前に作られた数少ない年賀切手として、その価値も非常に高くなっています。

平均して約400円の値段が付けられるので、額面よりもかなり価値が上がっていることが分かります。

また、美品とされるものは倍以上の1,000円ほどにはなるようなので、コレクター達からの人気も高いです。

『しめ飾り切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

年賀切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。