第4回国民体育大会切手
レア度☆☆
買取価格少し高い
額面5円
発行年度1949年

「第4回国民体育大会」は、昭和24年東京都で開催されたのを記念して発行されました。

冬季大会がスケートとスキー、夏季大会が水泳、秋季大会が連刷田型4枚つづりで、やり投げ、ヨット、リレー、テニスのデザインで、合計7種類の切手を発行。

秋季大会の図柄は、やり投げは、選手が体を傾けながらやりを投げるところです。

ヨットは波しぶきを浴び、船から乗り出すようにバランスを取っています。リレーは、バトンタッチの瞬間です。テニスは、ラケットを持って飛んでくるボールを打ち返そうとしています。

戦争で焼け野原となった東京の復興のシンボルとして、東京国体は人々の団結と喜びを取り戻した祭典です。

競技種目は、漕艇、ヨット、陸上、サッカー、ボクシング、バレーボール、体操、バスケットボール、柔道など27種目が行われました。

東京だけでは会場が間に合わず、埼玉や神奈川なども会場となっています。漕艇は埼玉県戸田市戸田ボートコース、ヨットは横浜市本牧ヨットハーバー、陸上は武蔵野市市競技場、テニスは千代田区パレステニスコートなど。

また、柔道が東京国体で初めて採用され、嘉納治五郎の講道館で行われました。嘉納師範は、クーベルタンの要請で日本体育協会を開設し、青少年の体育教育に力を注いだ人です。今では、柔道は世界各国に普及し、わが国が誇るスポーツとなっています。

切手・水泳は、プール前でスタートするところがデザインされています。会場は神奈川県横浜市野毛山プール。

切手・スケートは、リンクの上を丸く滑る女子選手が描かれ、スキーは両手を前にそろえて空を飛んでいます。会場は、スケートが長野県諏訪市蓼の海、スキーが北海道札幌市手稲山。

額面は、秋季大会が8円、2800万枚発行。夏季大会が8円、300万枚発行。冬季大会が5円、300万枚発行。

買取価格は夏季大会の4枚田型連刷の美品で1,000円前後、冬季大会は1枚100円前後になります。

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国民体育大会切手はシリーズものなのでコレクターにとっては集めるのが楽しい切手になります。

希少価値が高い種類は多くありませんが、需要が高いのでシリーズが揃っていると切手買取業者ならプラスαを加算してくれることがあります。

一般的な中古買取ショップの場合、販売ルートを持っていないので一律の安い金額で買取りされる可能性があります。

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