第3次動植物国宝切手
レア度☆☆
買取価格額面通り~高い
額面1円~500円
発行年度1961年~1965年

「第3次動植物国宝」は、昭和36-40年に発行された普通切手です。

「ベニオキナエビス」「ナンテン」「ソメイヨシノ」「円覚寺舎利殿」「日光東照宮陽明門」「能面」「ヤマドリ」「風神」「タンチョウヅル」「迦陵頻伽」の10種。この年は、日光東照宮を除いて、図案が一新します。

買取価格は5円~100円になります。

ベニオキナエビスは、赤、オレンジ、ピンクの縞模様をした巻き貝で、銚子沖から沖縄に分布。数百万年前の貝の仲間で、生きた化石と呼ばれています。料金の値上げに伴う追加切手として、昭和38年発行、額面4円。

ナンテンは、難を転ずる縁起のいい木として、古くから庭先などに植えられています。冬になると赤い実をたくさん付けます。昭和37年発行。

ソメイヨシノは、江戸時代末期から広まった品種で、今は桜の名所の約八割がソメイヨシノだそうです。花びらの色や形がきれいで、日本の春を告げる花です。昭和36年発行。

円覚寺舎利殿は、室町時代の唐様寺院。天正元年(1573年)北条氏康が太平寺から移築、鎌倉でただひとつの国宝。昭和37年発行。

日光東照宮陽明門は、第2次動植物国宝の色違いで額面が40円に変更しています。昭和37年発行。

能面は、室町時代に彫られた女面で増阿弥作。足利義持の庇護を受けた増阿弥は世阿弥と同時代に活躍した田楽師。昭和40年発行。

ヤマドリは、キジの仲間で日本の固有種。雄の尾は長い美しい羽をして、古くは百人一首でも詠まれています。昭和40年発行。

風神は、江戸時代の絵師・俵屋宗達作の風神雷神図屏風。右側の風神を取り上げています。

今にも飛び出しそうな迫力で、後の尾形光琳や酒井抱一など琳派の粗。昭和40年発行。 切手は青風神としてマニアに人気があります。

タンチョウヅルは、頭の先が赤く優美な姿の鶴。冬になると北海道の釧路湿原に飛来します。特別天然記念物。昭和38年発行。

迦陵頻伽は、かりょうぴんがと読みます。上半身が菩薩で、下半身は鳥の姿をした極楽浄土に住む仏様の化身。昭和37年発行。昭和41年、昭和47年にも色違いで発行されています。

「ソメイヨシノ」「円覚寺舎利殿」の2種がコイル切手で、「ソメイヨシノ」と「オシドリ」が切手帳ペーンで発行されています。コイル切手は普通切手より、現在高値です。
 

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普通切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

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