第三次昭和切手
レア度
買取価格額面通り
額面3銭~10円
発行年度1945年

「第三次昭和」は、昭和20-21年にかけて発行された普通切手で全11種あります。

「盾と桜」「旭日と飛燕機」(緑)「旭日と飛燕機」(青)「勅額」「富士と桜」(朱)「富士と桜」(青)「厳島神社」「炭鉱夫」「靖国神社」「藤原鎌足」「梅花模様」の11種。

実は、このうち、盾と桜、旭と飛燕機、勅額、厳島神社、藤原鎌足は、GHQの指令によって、昭和22年8月31日で使用禁止となります。

また、乃木希典、東郷平八郎、八紘基柱、台湾・オーロワンピ灯台、産業戦士、明治神宮、日光東照宮陽明門、大東亜共栄国地図、春日大社、少年航空兵、楠公銅像など、戦前に発行された軍国主義や国家神道に関する切手もすべて使用禁止となっています。

第三次昭和は、どれくらいの枚数が使用されたか分かりませんが、一年足らずしか世の中に出回らなかった幻の切手です。

その前に「敵国降伏」や「靖国神社」など、GHQが着任する前に自主的に焼却処分にしたものもあるそうです。

昭和20年8月の終戦前後に、東京をはじめ多くの都市が焼け野原だった頃に発行されたものです。印刷所や紙、切手のインクを探すのも大変な時でした。

ですから、第三次昭和にはギザギザの目打ちも入っていません。印刷も良くないですし、デザインも改版を使用するなどの工夫がされています。

通信事業を行う逓信省も昭和21年に設置されますが、3年後の昭和24年に制度が改められ、郵政省と電気通信省となって新たなスタートを切ります。

額面は、銭単位に混じって円が登場するなど、戦後の混乱や物価上昇など、切手をのぞくだけで、当時の歴史や時代の変遷が見えてくるものです。

「富士と桜」や「梅花模様」は戦後も発行されているので、現在もオークションで見つけやすいです。

買取価格は概ね100円前後となりますが、「水色勅額10銭」と「梅花10円」は1,000円程度が期待できます。

『第三次昭和切手』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の鑑定士がいる業者に申し込む

普通切手は歴史が古くたくさんの種類が発行されていて、古い種類ほど希少価値が高くなっています。

しかし金券ショップや一般の買取店で買取りをすると、1枚ずつ査定されることは少なく安い金額で買取りされてしまいます。

切手の価値を正確に判定できるのは、切手買取店い在籍する熟練の切手鑑定士になります。

2,高く売る秘訣は2社以上で査定

実は買取業者によって査定額には差があります。特に希少価値が高い切手や枚数が多いと査定額の差も大きくなります。

数万円の差がつくことも珍しくありません。そのため2社以上に査定額を出してもらうのが高く売る秘訣になります。

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