自宅のタンスにたくさんの切手が残っていることはよくあると思います。
そんなとき、「使わない切手だから郵便局に持って行って換金してもらおう」
と考えたことはありませんか?
切手は郵便局で交換可能??
切手はお金として使っているのですから、換金できそうなものです。
しかし、切手は現金に交換してもらうことはできません。
未使用であっても現金化できない規則になっているので、お願いしても断られてしまいます。
郵便局ではがき・切手等に交換できる
現金には交換できませんが、はがき・郵便書簡・レターパックなどの特定封筒に交換することはできます。
もし「予備のはがきを置いておきたい」
とか「慶弔用切手に変えてもらいたい」
という場合にはちょうどよいと思います。
交換手数料がかかる
切手を交換する場合は交換手数料を取られてしまいます。
料金表を見てみましょう。
はがき・切手:1枚5円 |
往復はがき・郵便書簡:1枚10円 |
レターパックなどの特定封筒:1枚41円 |
このように、交換するにはむしろお金を支払わないといけないのです。
例えば「50円切手を綺麗なスミレの絵の82円切手に交換してもらおう」
と思っても、まず82円-50円で差額の32円がかかります。
それに交換手数料5円を加えて、合計37円支払うことになります。
もしまとめて100枚を持っていった場合は、3,700円を払うことになってしまいます。
交換してもらおうと郵便局に行ったのに、これでは購入するのと同じような気分になりますね。
他に切手を処分する方法はある?
郵便局での交換以外にも、上手く切手を処分する方法があります。
それはお店やオークションを利用して売るのです。
金券ショップに持ち込む
一番身近で思いつくのは金券ショップではないでしょうか。
よく駅前などで見かけると思います。
しかし、金券ショップはいろんなものを安く購入できる反面、売る場合は大きなメリットはありません。
もともと買取価格相場が決まっていて、額面の80%などと固定されているのです。
そのため本体価値の高いプレミア切手が混ざっていたとしても、格安で買取られてしまいます。
そのため金券ショップで切手を売るのはあまりおすすめできません。
オークションに出品する
ヤフオクなどのネットオークションをふだんから利用している人も多いでしょう。
基本的には悪い選択ではありません。
うまくいけばその切手の相場より高く売れることがあり、それはメリットになります。
ただ落札後に出品者は手数料8%が引かれることと、ヤフオク会員月額498円が必要になります。
また相場よりも安い値段で落札されることがあります。
これは入札する人が少ない場合に起こります。
入札が少なければ競争原理が働かず、落札価格も低くなってしまうのです。
オークションは運が悪ければ相場より安く買い叩かれることがあるのです。
切手買取専門店で売る
もう一つ、切手買取専門店で売る方法があります。
昔は買取り店へ直接持ち込む必要がありましたが、今は出張査定や郵送査定など自宅にいながら切手を売ることができるようになっています。
お店によっては査定に手数料がかかったり、切手を送るのに送料がかかってしまいますが、完全無料のお店もいくつかあります。
また価値の高い切手を確実に高く買取りしてもらえるので、これは大きなメリットになると思います。
特に古い切手や発行枚数が少ない切手は希少価値が上がり、1枚で数千円というプレミア切手になることもあります。
切手の価値は買取業者のプロの切手鑑定士におまかせするのが最も良い方法です。
不要な切手を上手に処分した体験談
<40歳・女性>
自宅に父親が昔集めていた切手が残っていました。
私も使わない切手を一緒に貯めていたのですが、不要なので郵便局に現金化して行ったところ、はがきとの交換になると言われました。
特に今ははがきをたくさんもらってもメリットがないので、ネットで調べたところ切手買取店を見つけました。
郵送で査定をしてもらうと、数枚のプレミア切手があったそうで額面よりずっと高い値段で買取りしてもらえました。
まとめ
- 郵便局では現金に交換できない
- 金券ショップは安く買い取られる可能性あり
- オークションは運次第
- 買取業者なら価値を正しく査定してくれる