スマートレターは全国一律180円で小物を郵送できるサービスです。
ヤフオクやメルカリでよく使われていて、安く送れると人気の発送方法になっています。
スマートレターは郵便局で専用封筒を購入して送る郵送方法ですが、専用封筒は手持ちの切手で購入できるのでしょうか?
サービス内容や手数料についても調べてみました。
手持ちの切手で専用封筒を購入する場合
スマートレターは郵便局で180円で販売されていますが、切手と交換することができます。
切手を使う場合は購入ではなく「交換」といい、交換手数料が発生します。
切手の交換手数料は切手1枚ごとに5円となります。
そのためスマートレターを100円切手と80円切手で交換するには、手数料10円を支払うことになります。
この手数料10円も切手で払うことができます。その場合は100円切手と80円切手と10円切手を用意すれば交換ができます。
スマートレターとは
スマートレターとは、郵便局で購入した厚紙の専用封筒で郵送するサービスになります。
専用封筒を購入すれば封筒や切手の準備がいらなくなります。宛先は封筒の枠内に直接書くことができます。
これまでは献本にゆうメール(冊子小包)を利用していたけど今回からスマートレターにした。
ちょうど四六判の単行本まで入る大きさで180円。
ゆうメールみたいに重さで料金が変わることもないし、中身が見えるようにしなくてもいい。
一部コンビニでも購入できて便利だよ! pic.twitter.com/dwYHKZdut9— 佐藤青南 (@satouseinan) 2017年2月2日
このような本を送る場合にとても便利です。
スマートレターの特徴
スマートレターの専用封筒サイズはこのように決められています。A5より少し大きいサイズになります。
- 発送方法:郵便局窓口、郵便ポスト投函
- 受取方法:郵便受け
- 追跡サービス:×
- 信書:○
- 配送補償:×
- 日曜・休日の配達:×
- オプション選択(速達・書留・代金引換など):×
備考:
郵便局や一部のコンビニで販売されている専用封筒が必要(切手不要)
メリット
- 重さに関係なく全国一律180円
- 専用封筒を使うので切手不要
- 信書も送れる
- ポスト投函OK
- 郵便受けに配達
専用封筒のサイズ内であれば、重さに関係なく全国一律180円で送ることができます。
新書や文庫本、CD/DVD、文房具、ハンカチや靴下などの郵送に便利で、ヤフオクやメルカリなどの郵送としてもよく利用されています。ポスト投函と郵便受け配達なのも手軽で使いやすいです。
また郵便サービスでは制限の多い信書にも対応しています。
デメリット
- A5サイズ・厚みは2cmまでと小さい
- 日曜・祝日の配達なし
- 追跡サービスなし
- 配達補償なし
デメリットはサイズが小さいこと、厚みが2cmなので厚みのある本だと入りません。
似たサービスのレターパックライト、クリックポストは厚みが3cmまでなので、その点は注意が必要です。
日曜・祝日の配達がないのでその前日発送だと少し遅くなります。また追跡サービスがないので配達完了がわからない点もあります。
他の発送方法と比較
スマートレターは小さい品物を送るのに便利なので、文庫本や(貴金属でない)アクセサリー、缶バッジ、靴下などの衣類などの配送に適しています。
しかしスマートレター以外にも似た配送方法があります。
定形外郵便物(規格内)との比較
定形外郵便物(規格内)の場合は重量によって料金が変わります。100g以下であれば140円なのでスマートレターよりお得になります。
ただかなり薄い文庫本などでないと100g以下にはならないと思われます。たいていの文庫本は150g~200gありますし、ページ数の多い本は300gなどになります。
ページ数が多い本は厚さが2cmを超えてしまうため、文庫本でもスマートレターでは規格外となってしまい送れなくなります。
そのため2cm以下であればスマートレター、それ以上の厚さなら定形外郵便(規格内)を選ぶことになります。しかし、次にご紹介するクリックポストは定形外郵便(規格内)より安くなります。
定形郵便物との比較
定形郵便物は50g以内・厚さ1cm以下で92円なので、チケットなどは定形郵便物の方がお得になります。
またチケットならミニレターの62円も安いため、このような紙片の品物にはスマートレターはやや割高となります。
クリックポストとの比較
クリックポストはヤフーウォレットで送料を決済し、プリンターで宛名ラベルを印刷する配送方法になります。送料は一律で185円です。
CDやDVD、ブルーレイディスク1枚だけの発送ならスマートレターは180円なのでこちらが安くなります。ただ5円の差なので、自宅にプリンターがある人はクリックポストを選ぶ人も多いです。
また500ページなどの分厚い文庫本はスマートレター規格の厚さ2cmを超えてしまうため、3cmまでのクリックポストが便利になります。
プリンターを持っていない人はゆうメールで代用することができます。ゆうメールは定形外郵便のように重量で料金が決まり、分厚い文庫本が300gとすれば、送料は300円になります。
ただその場合はレターパックライトも310円なので候補になってくるので、選択がややこしくなるでしょう。
ヤフオク・メルカリ専用のゆうパケットとの比較
ヤフーオークションやメルカリで出品した小物を送る場合、ゆうパケットという本来はやや割高の郵便サービスを全国一律175円で送ることができます。
梱包サイズはクリックポストと同じなのでA4サイズまで対応できます。
ポスト投函はできず郵便局かローソンの端末で発送手続きをするデメリットはありますが、ヤフオクとメルカリならこれがお得な配送方法になります。
郵便局の配送サービスはいくつもある
小型包装物の配送方法はスマートレター以外にも様々あります。
上記でご紹介した配送方法も含めて、料金表ページで比較してみてください。
スマートレターの体験談
スマートレターを利用した人のツイートをまとめてみました。
皆様お久しぶりです!https://t.co/SbdjPkdSO1 では本日より、日本郵便「スマートレター」を配送方法に追加いたしました!スクイーカーやサウンドパーツ等の小さな商品のみのご利用となりますが、全国一律何と驚きの180円!ぜひぜひこの機会にご利用ください!!(^▽^) pic.twitter.com/UGxr8ZnL4F
— SoundSuit Assoc. (@SoundsuitAssoc) 2019年1月31日
様々な小物を送る際に、スマートレターは活躍しています。紙のような軽い物なら定形外郵便の方が安いですが、100gを超える場合はスマートレターの方が安くなります。
まさか色紙がスマートレターに入らないとは pic.twitter.com/AtvRezP8BP
— メタこ@次回ジャパケ7 (@metakobot) 2019年1月31日
サイズが小さいので、こんなこともあるようです。
クリックポスト値上がって、スマートレターと変わらんようになったのか。
— ナラティブなると。 (@IAuFbnuuRQt1B3N) 2019年1月31日
ヤフオクなどでよく使われるクリックポストは2018年9月1日に164円から185円に値上げされました。
この価格変更でスマートレターの方が安くなったので、活用する人が増えています。
スマートレターは、不器用な人間でも綺麗にパッケージ出来るのが良い。作りもしっかりしてるから、本が曲がらないし pic.twitter.com/jmNo9vU7xz
— shirobo (@818shirobo) 2019年1月31日
薄い紙の封筒で本を送るのはやや不安な気持ちになりますが、スマートレターなら頑丈な梱包材なので安心感があります。
内部も軽く包めばよいので誰にでも送りやすくなっています。
【計算とか色々考えるのが面倒な人用オススメ総まとめ】
■A5以下の本→
スマートレター 180円封筒つき
■B5/A4の本→
クリックポスト 185円
ゆうメール規定内 送料180円~
■匿名で送りたい
あんしんBOOTHパック 310円— か🌏春コミ委託ぞ44ab(本人不在) (@seakayry) 2018年8月29日
送る品物をこのように使い分けると便利そうです。
不要切手と交換できるもの
未使用の不要切手がたくさん余っていれば、なにかに活用したいですよね。切手をなにかに交換する場合の手数料は(切手1枚につき)5円になります。
郵便局では交換できる商品が決まっています。
- 切手
- はがき
- 郵便書簡(ミニレター)
- 特定封筒
手数料は少しかかりますが、不要な切手なら十分交換する価値はあると思います。別の切手と交換することも可能です。
スマートレターやレターパックは特定封筒に該当します。
切手はゆうパックにも使える
切手はゆうパックにも活用できます。梱包するダンボールなどに直接貼っても大丈夫です。
金額が小さくて額面の大きな切手があれば手間は少ないですが、額面が小さいと大量の切手を貼ることになり大変です。
そんな場合は切手を貼らずに、郵便局窓口で荷物と切手を「料金別納」として出せば切手を貼ることなく受付してくれます。
切手買取も可能
切手には額面より価値が高い種類もあります。
余ってしまい使う機会がない切手があれば、切手買取業者に売る方法もあります。
まとめ
- スマートレターは切手と交換可能
- スマートレターは速達や書留などはできない
- スマートレターはサイズが小さいので注意
- 不要切手はゆうパックにも使える