スマートレターイメージ

スマートレター全国一律180円で小物を郵送できるサービスです。

ヤフオクやメルカリでよく使われていて、安く送れると人気の発送方法になっています。

スマートレターは郵便局で専用封筒を購入して送る郵送方法ですが、専用封筒は手持ちの切手で購入できるのでしょうか?

サービス内容や手数料についても調べてみました。

手持ちの切手で専用封筒を購入する場合

スマートレターは郵便局で180円で販売されていますが、切手と交換することができます。

切手を使う場合は購入ではなく「交換」といい、交換手数料が発生します。

切手の交換手数料は切手1枚ごとに5円となります。

そのためスマートレターを100円切手と80円切手で交換するには、手数料10円を支払うことになります。

この手数料10円も切手で払うことができます。その場合は100円切手と80円切手と10円切手を用意すれば交換ができます。

郵便局ホームページの手数料一覧

切手類等の交換手数料

スマートレターを書き損じた場合、新品スマートレターへの交換手数料は41円となっています。

スマートレターとは

スマートレターとは、郵便局で購入した厚紙の専用封筒で郵送するサービスになります。

専用封筒を購入すれば封筒や切手の準備がいらなくなります。宛先は封筒の枠内に直接書くことができます。

このような本を送る場合にとても便利です。

スマートレターの特徴

スマートレターイメージ

スマートレターの専用封筒サイズはこのように決められています。A5より少し大きいサイズになります。

特徴
  • 発送方法:郵便局窓口、郵便ポスト投函
  • 受取方法:郵便受け
  • 追跡サービス:×
  • 信書:○
  • 配送補償:×
  • 日曜・休日の配達:×
  • オプション選択(速達・書留・代金引換など):×

備考:
郵便局や一部のコンビニで販売されている専用封筒が必要(切手不要)

メリット

  • 重さに関係なく全国一律180円
  • 専用封筒を使うので切手不要
  • 信書も送れる
  • ポスト投函OK
  • 郵便受けに配達

専用封筒のサイズ内であれば、重さに関係なく全国一律180円で送ることができます。

新書や文庫本、CD/DVD、文房具、ハンカチや靴下などの郵送に便利で、ヤフオクやメルカリなどの郵送としてもよく利用されています。ポスト投函と郵便受け配達なのも手軽で使いやすいです。

また郵便サービスでは制限の多い信書にも対応しています。

信書とは

信書は総務省のガイドラインで規定されていて、以下のようなものが該当します。
・契約書、納品書、請求書、申込書、確定申告書、印鑑証明書、戸籍謄本、住民票の写しなど

総務省 信書のガイドライン

デメリット

  • A5サイズ・厚みは2cmまでと小さい
  • 日曜・祝日の配達なし
  • 追跡サービスなし
  • 配達補償なし

デメリットはサイズが小さいこと、厚みが2cmなので厚みのある本だと入りません。

似たサービスのレターパックライト、クリックポストは厚みが3cmまでなので、その点は注意が必要です。

日曜・祝日の配達がないのでその前日発送だと少し遅くなります。また追跡サービスがないので配達完了がわからない点もあります。

他の発送方法と比較

スマートレターは小さい品物を送るのに便利なので、文庫本や(貴金属でない)アクセサリー、缶バッジ、靴下などの衣類などの配送に適しています。

しかしスマートレター以外にも似た配送方法があります。

定形外郵便物(規格内)との比較

定形外郵便物(規格内)の場合は重量によって料金が変わります。100g以下であれば140円なのでスマートレターよりお得になります。

ただかなり薄い文庫本などでないと100g以下にはならないと思われます。たいていの文庫本は150g~200gありますし、ページ数の多い本は300gなどになります。

ページ数が多い本は厚さが2cmを超えてしまうため、文庫本でもスマートレターでは規格外となってしまい送れなくなります。

そのため2cm以下であればスマートレター、それ以上の厚さなら定形外郵便(規格内)を選ぶことになります。しかし、次にご紹介するクリックポストは定形外郵便(規格内)より安くなります。

定形郵便物との比較

定形郵便物は50g以内・厚さ1cm以下で92円なので、チケットなどは定形郵便物の方がお得になります。

またチケットならミニレターの62円も安いため、このような紙片の品物にはスマートレターはやや割高となります。

クリックポストとの比較

クリックポストはヤフーウォレットで送料を決済し、プリンターで宛名ラベルを印刷する配送方法になります。送料は一律で185円です。

CDやDVD、ブルーレイディスク1枚だけの発送ならスマートレターは180円なのでこちらが安くなります。ただ5円の差なので、自宅にプリンターがある人はクリックポストを選ぶ人も多いです。

また500ページなどの分厚い文庫本はスマートレター規格の厚さ2cmを超えてしまうため、3cmまでのクリックポストが便利になります。

プリンターを持っていない人はゆうメールで代用することができます。ゆうメールは定形外郵便のように重量で料金が決まり、分厚い文庫本が300gとすれば、送料は300円になります。

ただその場合はレターパックライトも310円なので候補になってくるので、選択がややこしくなるでしょう。

クリックポストの詳細はこちら↓

ヤフオク・メルカリ専用のゆうパケットとの比較

ヤフーオークションやメルカリで出品した小物を送る場合、ゆうパケットという本来はやや割高の郵便サービスを全国一律175円で送ることができます。

梱包サイズはクリックポストと同じなのでA4サイズまで対応できます。

ポスト投函はできず郵便局かローソンの端末で発送手続きをするデメリットはありますが、ヤフオクとメルカリならこれがお得な配送方法になります。

ゆうパケットの詳細はこちら↓

郵便局の配送サービスはいくつもある

小型包装物の配送方法はスマートレター以外にも様々あります。

上記でご紹介した配送方法も含めて、料金表ページで比較してみてください。

郵便料金の比較表はこちら↓

スマートレターの体験談

スマートレターを利用した人のツイートをまとめてみました。

様々な小物を送る際に、スマートレターは活躍しています。紙のような軽い物なら定形外郵便の方が安いですが、100gを超える場合はスマートレターの方が安くなります。

サイズが小さいので、こんなこともあるようです。

ヤフオクなどでよく使われるクリックポストは2018年9月1日に164円から185円に値上げされました。

この価格変更でスマートレターの方が安くなったので、活用する人が増えています。

薄い紙の封筒で本を送るのはやや不安な気持ちになりますが、スマートレターなら頑丈な梱包材なので安心感があります。

内部も軽く包めばよいので誰にでも送りやすくなっています。

送る品物をこのように使い分けると便利そうです。

不要切手と交換できるもの

未使用の不要切手がたくさん余っていれば、なにかに活用したいですよね。切手をなにかに交換する場合の手数料は(切手1枚につき)5円になります。

郵便局では交換できる商品が決まっています。

切手と交換可能な商品
  • 切手
  • はがき
  • 郵便書簡(ミニレター)
  • 特定封筒

手数料は少しかかりますが、不要な切手なら十分交換する価値はあると思います。別の切手と交換することも可能です。

スマートレターやレターパックは特定封筒に該当します。

切手はゆうパックにも使える

切手はゆうパックにも活用できます。梱包するダンボールなどに直接貼っても大丈夫です。

金額が小さくて額面の大きな切手があれば手間は少ないですが、額面が小さいと大量の切手を貼ることになり大変です。

そんな場合は切手を貼らずに、郵便局窓口で荷物と切手を「料金別納」として出せば切手を貼ることなく受付してくれます。

切手買取も可能

切手には額面より価値が高い種類もあります。

余ってしまい使う機会がない切手があれば、切手買取業者に売る方法もあります。

まとめ

  1. スマートレターは切手と交換可能
  2. スマートレターは速達や書留などはできない
  3. スマートレターはサイズが小さいので注意
  4. 不要切手はゆうパックにも使える

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