クリックポストページ

クリックポストは2014年に始まった、ヤフーアカウントを利用した日本郵便のサービスになります。

まだ知名度が低いサービスのため切手を貼るのかどうかわからない人が多いようです。実はクリックポストは切手不要で全国一律185円で送れるサービスとなっています。

ヤフオクやメルカリなどのネット取引、また通常の郵便としてもお得に活用できます。

このページではクリックポストの使い方や注意点もまとめているので、参考にしてくださいね。

切手は不要

クリックポストの送料はオンライン決済になります。クレジットカードから引き落としされるため、切手は使用しません。

切手が余っていても使えない郵便サービスとなっています。

このような形で封筒に宛名ラベルを貼ってポストへ投函します。宛名ラベルを印刷するプリンターが必要になります。

クリックポストの特徴

クリックポストサイズ

クリックポストは専用の宛名ラベルを貼れば全国一律185円で送れる郵便サービスになります。

最大サイズはA4より少し大きいサイズまでになります。

特徴
  • 発送方法:郵便局窓口、郵便ポスト投函
  • 受取方法:郵便受け(郵便受けに入らない場合は手渡し)
  • 追跡サービス:○(中継局の「通過」記録なし)
  • 信書:×
  • 配送補償:×
  • 日曜・休日の配達:○
  • オプション選択(速達・書留・代金引換など):×

備考:
Yahoo!アカウントとYahoo!ウォレット(クレカ登録)を利用
専用の宛名ラベルを印刷(複数口でも各1枚印刷)して郵送
沖縄県などの遠方は日数がかかる

現在は送料185円

2018年9月1日に料金改定があり、164円→185円となりました。

利用方法

スマートフォンから利用する場合の手順はこちら↓

郵便局ホームページのクリックポストを開き、ヤフーアカウントでログインします。↓

クリックポストページ

初回のみ自分の氏名・住所を登録します。↓

自分の住所登録

次に送り先の情報を入力します。↓

クリックポスト送り先入力

ヤフーウォレットの支払い画面で郵便料金を確認します。↓
まだヤフーウォレットにクレジットカードを登録していない場合はここで登録を行います。

支払い料金確認

最後に宛名ラベルが表示されるので、プリンターで印刷して郵便物に貼ります。白黒プリントでもOKです。↓
(スマートフォンの場合はWiFi対応プリンターが必要になります)

宛名ラベル

あとはポストへ投函、または郵便局から送ることができます。

支払いのタイミングは?

クリックポスト送料の支払いのタイミングは、上記のクレジットカード決済手続きの画面ではまだ行われません。

郵便ポストにクリックポストを投函し、それが郵便局まで集荷された後に宛名ラベルのQRコードをスキャンで読み取り作業を行います。この段階でクレジットカードの支払い手続きが行われます。

そのため、自宅で宛名ラベルの印刷までした後に住所を間違えていても、また作成しなおせばOKです。郵便局でQRコードが読み取られない限り料金の決済は行われません。

宛名ラベル印刷画面が出ない場合

宛名ラベル印刷画面は、ポップアップ(もう一つ別のウインドウ)が開きます。しかしブラウザによってはポップアップウインドウを開かない設定になっていることがあります。この場合はブラウザの設定でポップアップを許可すれば解決できます。

クリックポストのメリット

  • 全国一律185円なので安い
  • ネット上で送料を決済
  • スマートフォンでも利用できる
  • 切手は不要
  • ポスト投函OK
  • 郵便受けに配達
  • 日曜・祝日も配送
  • 追跡サービスがあるので引受・配達記録が残る

送料が全国一律185円と安いことと、自宅にプリンターがあれば手軽に送ることができるのが特徴になります。

ヤフーアカウントを使用しますがヤフオクだけでなく通常の郵便にも利用できます。

追跡サービスがついているので、配達完了がネット画面から確認できます。(途中経過は記録されず、配達完了の表示のみ)

ヤフオクでの利用に大きなメリット

ヤフオクは2018年3月に規則改定があり、出品者側には郵便を出した記録が残る配送サービスを推奨することになりました。

定形外郵便(オプションなし)の場合は配送記録が残りません。そのため万一、落札者が届いているのに届かないと訴えても出品者が不利となる判断を下されてしまうのです。

そこでこのクリックポストで発送すれば郵便局での「引受」と「配達」記録が残るので、出品者に不利な対応はされなくなります。

送料も安いことからクリックポストの利用者は今後も増加すると予想されます。

(ただデメリットにも書いていますが、まれに局員のミスで追跡記録が残らないケースがあるのは諦めるしかないようです)

クリックポストのデメリット

  • ヤフーアカウントとクレジットカードが必要
  • 宛名ラベルを印刷するプリンターが必要
  • 配送補償なし
  • 普通郵便より配送が遅い(特に離島は5日程度かかる)
  • QRコードの読み取り不可で返送されるケース有り
  • 追跡バーコードの読み取り忘れで追跡確認できないことも

クリックポストはヤフーアカウントとクレジットカードを利用します。すでに利用している人は問題ありませんが、ヤフーアカウントがなかったり、クレジットカードを持っていない人には不便になります。

また宛名ラベルを印刷するのでプリンターが必要になります。

配送補償はないので、めったにありませんが配送中の破損や誤配で不明になってしまっても補償はありません。

また郵便物の取扱いとしても重要度は低いようで、まれに追跡記録が確認できないケースも起きています。

QRコードの読み取り不可

QRコードの読み取り不可による返送は、残念ながら原因ははっきりわかっていません。

利用者はできるだけ印刷品質が高い状態でプリントしましょう。QRコード部分のシワや雨対策の透明テープなども読み取り不可の原因となるようです。

自宅にプリンターがない場合

自宅にプリンターがない場合でも、コンビニにあるマルチプリンターから印刷する方法があります。

パソコンの場合

ネットプリントのページへアクセスし、宛名ラベルのPDFファイルをそのページへアップロードします。

ネットプリントはセブンイレブンの「netprint」とローソン・ファミリーマートの「ネットワークプリントサービス」(会員登録必要)の2種類があるので、最寄りのコンビニに合わせて利用します。

方法はこのようにアップロード画面でファイルをドラッグするだけです。

ネットプリント方法

あとは印刷するための番号をメモしてコンビニへ行き、マルチコピー機で番号を入力してプリントします。

スマホの場合

スマホでクリックポストの手続きをした場合も、最後に宛名ラベルが表示されます。

スマホの場合はコンビニプリントのアプリが必要になるので、ダウンロードしておきます。

コンビニプリントアプリ

コンビニプリントアプリ
  • セブンイレブン「かんたんnetprint」(会員登録不要)
  • ローソン・ファミリーマート「PrintSmash」(会員登録不要)

セブンイレブンの「かんたんnetprint」は、予約番号を発行させ、マルチコピー機にその予約番号を入力してプリントする方式になります。番号入力だけなので手順が簡単です。

ローソン・ファミリーマートの「PrintSmash」は、コンビニのWiFiに接続し、宛名ラベルをマルチコピー機に読み込ませてプリントする方式になります。「PrintSmash」を起動すると手順が書かれているので難しくありません。

他の配送方法と比べてみる

小型包装物の郵便には、クリックポスト以外にも似た配送方法があります。

ゆうメールとの比較

クリックポストより安い配送方法には、ゆうメールの150g以下(180円)があります。

ゆうメールは印刷物かCD/DVD類しか送ることができませんが、例えばDVD1枚なら150g以下になることが多く、ゆうメールの方が5円安くなります。

ただそれ以上重いと料金は高くなりますし、ゆうメールは中身が確認できるようにする梱包の手間もあるので大きなメリットはありません。

ゆうメールは書留などオプション選択ができるメリットがあるので、書留などにしたい人には適しています。

ゆうメールの詳細はこちら↓

スマートレターとの比較

スマートレターは専用封筒を使った、全国一律180円で送れる配送方法です。

クリックポストより5円安いですが、梱包サイズはA5大なのでやや小さく、厚さも2cmまでとなっています。

もしこの方法で収まるなら、スマートレターの方が5円安くなります。

クリックポストでは信書は送れませんが、スマートレターは信書でも送れるメリットがあります。

スマートレターの詳細はこちら↓

レターパックライトとの比較

レターパックも専用封筒を使った配送方法になります。レターパックライトは送料360円と高くなりますが、重さが4kgまで可能になります。

クリックポストは1kgまでなので、例えば雑誌を3冊入れると1kgオーバーになることが多いです。その場合はレターパックライトが適しています。

レターパックの詳細はこちら↓

郵便局の配送方法は複数ある

クリックポスト以外にも、小物を郵送するサービスは複数あります。

送料や使いやすさを考えて、荷物に合う配送方法を選ぶようにしましょう。

郵便料金の比較表はこちら↓

不要切手の活用方法

不要な切手をクリックポストに活用できないことはご紹介しました。

しかし意外と切手を郵便局のサービスに使うことができます。

不要切手を交換できるサービス
  • ゆうパック料金として使用
  • 切手(交換手数料5円)
  • はがき(交換手数料5円)
  • 郵便書簡(ミニレター)(交換手数料10円)
  • 特定封筒(交換手数料41円)

余った切手はゆうパックの送料にも使えるので、直接ダンボールにたくさん貼りつけても大丈夫です。

ただ枚数が多いと貼るのが大変なので、郵便局窓口で「料金別納」と伝えれば切手は貼らずに提出することもできます。

また交換手数料を支払えば、新たに切手やハガキと交換ができます。

特定封筒はスマートレターやレターパックを指しています。

切手買取業者に出す方法も

不要な切手は買取業者に出すという方法もあります。

切手には額面より価値が高くなる種類があり、古い切手なら額面の10倍くらい高くなることがあります。

クリックポスト利用者の体験談

実際にクリックポストを利用した人の満足した意見、不満のある意見をまとめてみました。

重さのある品物でも安いのは一番のメリットですね。

以前は20円ほど安かったのですが、2018年9月から新料金に改訂されました。より小さい品物を入れるスマートレターより安かったので、この値上げは妥当かもしれません。

しかし重量ごとに値段が上がる定形外郵便物に比べてクリックポストはまだまだ安いと思います。

この方はゆうパケットおてがる版に不満があるようです。

クリックポストはプリンターが必要ですがポスト投函可能、ゆうパケットおてがる版はプリンターは不要ですがローソンか郵便局で発送する必要があります。

料金はクリックポストの方が10円高いですが、状況によってベストな配送方法を選ぶことが大切ですね。

クレジットカードをあまり使わない人には使いにくいようです。

特にプリンターがないと手間がかかるので不便ですね。

急なインク切れの場合も宛名ラベルが印刷できなくて困りますね。プリンターは場合によりデメリットになっています。

まとめ

  1. クリックポストは全国185円
  2. 切手は不要で宛名ラベルを貼る
  3. ヤフーウォレットで郵便料金を支払う
  4. 自宅にプリンターがある人は便利

関連記事