社会人になると簡易書留で書類を送らなければいけない場面が出てきます。
「切手を貼らないままでいいの?」
「簡易書留と一般書留の違いがわからない」
「切手を貼ればポスト投函できる?」
など、初めての人やふだんからあまり郵便物を出さない人には意外とわからないものです。
しかし書留の郵送はとても簡単です。
このページでは簡易書留の送り方についてまとめているので参考にしてくださいね。
そもそも書留って何?
書留とは、万一郵便物が届かなかったり、紛失・破損が起きても損害補償をしてくれる郵便サービスになります。
郵便物には追跡番号が振られ、引受けから配達までを追跡してくれます。
重要度の高い郵便物であるため郵便受けには入れず、配達は手渡しとサイン(印鑑)で行われます。
書留の種類
書留には3種類あります。
書留で送る場合は郵便局の窓口で手続きをし、通常の郵便料金に加えて以下の料金を払うことになります。
一般書留 (+430円) | ・損害要償額10万円まで(5万円ごとに+21円) ・引受から中継局、配達までを郵便追跡 ・手渡し ・さらにオプションで「本人限定受取」 「配達証明」「内容証明」などが追加できる。 |
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簡易書留 (+310円) | ・損害要償額5万円まで(5,000円ごとに+10円) ・引受と配達を郵便追跡 ・手渡し |
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現金書留 (+430円) | ・専用封筒代21円が別途かかる ・損害要償額1万円まで ・引受から中継局、配達までを郵便追跡 ・手渡し |
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※金額は2019年1月時点なので今後変わる可能性があります
このように書留は、通常の郵便物に対してオプションサービスのように追加することができます。
簡易書留は、一般書留より少し安い代わりに保証限度額が5万円までになることが特徴です。
一般書留ではクレジットカードの受取りでよく使われる「本人限定受取」なども追加できますが、簡易書留ではそのようなオプションはありません。
簡易書留の送り方
書留の種類がわかったところで簡易書留の送り方をご紹介しましょう。
切手は不要で郵便局窓口へ
書留は3種類とも全て郵便局窓口でのみ受付してもらえます。
切手を貼る必要はなく、窓口で郵便物を出して「簡易書留でお願いします」と伝えます。
あとは提示される料金を支払うと、局員さんが切手を貼ってくれます。
窓口では追跡番号を振る手続きが行われ、申込者へ追跡番号が書かれた控え(受領書)が手渡されます。そのため窓口でないと受付ができないのです。
郵便物に書留の金額分の切手を貼ってポストへ投函しても、受理してもらえず郵便物が戻ってくるので注意が必要です。
通常の封筒でOK
簡易書留だからと言って、専用の封書を使うわけではありません。(現金書留のみ窓口で専用封筒を使用します)
通常の郵便と同じように封筒、またはハガキのままで大丈夫です。
支払う料金
上記でご紹介した通り、簡易書留は通常の郵便料金+310円になります。
通常の郵便料金一覧表はこのようになります。
この郵便料金に書留料金を加えると合計料金になります。
- 簡易書留なら+310円
- 一般書留なら+430円
- 現金書留なら+430円+21円(専用封筒代)
土日祝日でも送りたいならゆうゆう窓口
郵便物の営業時間は通常は平日の夕方までだと思います。
しかし、平日の夜や土日でも郵便物を出したいケースもありますよね。
そんな時は、時間外窓口である「ゆうゆう窓口」が便利です。
大きな郵便局限定になりますが、平日は21時頃、土日も遅くまで窓口を開けてくれています。
もちろん書留を送ることもできますし、ゆうパックや国際郵便物、切手の購入なども行えます。
まとめ
- 書留は切手なしで郵便局窓口へ
- 書留をポスト投函しても返却されてしまう
- 簡易書留は+310円
- 土日でもゆうゆう窓口なら郵送できる