【上野泰郎】の買取価格、相場と詳細について

「上野泰郎（うえの・やすお）」はクリスチャンでもあり、日本画家でもあるという異例の経歴を持つ人物です。

彼は1926年（大正15年）、東京都豊島区で生まれました。父親が染色家、母親が日本画家という芸術家一家の中で生まれた彼もまた、芸術の道に興味を示し、現在の東京藝術大学を卒業しました。

彼の描き出す日本画の最大の特徴は大胆な色遣いと大味な作風にあります。

日本画は本来繊細さを大事にするものですが、彼の日本画はこれに真っ向から疑問を呈しているかのような作品ばかりです。

その秘密は顔料を指で直接塗り込むという独自のスタイルにあり、指で塗り込んでいるからこそ他にはない大胆さを演出することができるのです。線が全体的に細い日本画において、彼の線の太さはまさに異端と言えるレベルです。

しかし筆ではなく自らの指を用いて描くことによってそこには人の温かみと魂がこもっています。これこそが彼の作品の持ち味と言えるでしょう。

また、クリスチャンとしての顔も持っており、1998年には聖イグナチオ教会のステンドグラスを制作しており、彼にしか立てないステージでの仕事をこなしました。

また、クリスチャン独自の視点から見たヒューマニズムを絵画の中で表現するという独自の作品を作り出しています。

晩年になると現代を生きる私たちに警鐘を鳴らすような、精神性の高い作品を数多く制作しました。

物がありふれた世界に生きる現在の私たち、そんな私たちに対していち早く警告を発し続けてきた彼の作品を見ることで、私たちは真に大切なことを思い出すことができるのではないかと思います。

「上野泰郎」が手がけた日本画には1枚につきおよそ500円から100,000円前後の買取金額がついています。

『上野泰郎』を損せず高額買取してもらう方法とは？

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら２社以上で査定を受けることが重要です。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。