種類 | 茶道具 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 少し高い~非常に高い | |
備考 | – |
扇子(せんす)とは、何本かの竹や細い木を、一ヶ所の「要」で束ね、その隙間に薄紙などを張りつめることによって、風を送り込めるようにした器具です。
今で言う冷房器具の趣きが強いですが、自在に広げたり畳むことができ、携帯に便利だったり、装飾や描画がしやすい特徴があります。
また、現代的な冷房器具やうちわとも違う、「粋」な雰囲気を周りに示せるという点でも有用です。
古代から存在が知られていましたが、日本の扇子は独自の進化を遂げ、実用品のみならず弓矢の的から呪術の小道具まで、様々な用途に用いられました。
多くの人が携帯し、持っていても角が立たないためか、木ではなく鉄でこしらえた「鉄扇」と呼ばれる武器も存在します。
ある程度時代が進んでから普及していった茶道でも、扇子は重要な役割を果たします。
様々な作法を行う際には扇子が必要になることが少なくなく、また、さりげなく場に用いることで、雰囲気をより和ませることもできます。
茶道の場では実際にあおぐことはなく、和歌などを扇子に書いて相手に贈答していました。
茶道に使われる扇子は概ね五寸から六寸と、通常のものに比べて小ぶりであり、そのために扱いやすく、控えめな魅力がありますね。
描画や装飾で高い芸術性を示せる上に、茶の湯の席を離れても扱いに便利なこともあり、扇子は中古市場でも人気があります。
買取価格は、素晴らしい絵が描かれているなど伝統工芸品であれば2万円以上、有名棋士の一筆が入っていたり中国の年代物であれば10万円から20万円の価値がついています。
珍しい純金製などは100万円などの買取価格となっています。
ただ、細い木と薄紙などで仕上げられたものだけに、非常に傷みやすく、骨董として見た場合状態管理にはかなりの注意が必要になってきます。
『扇子』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,査定は骨董品鑑定士に
茶道具は高価な品物だと100万円を超えることもある骨董品です。
リサイクルショップではこのような茶道具を正しく鑑定するのは難しいでしょう。
安い価値をつけられないためにも、査定は骨董品鑑定士にお願いしましょう。
2,買取り金額アップなら2社以上
あまり知られていませんが、茶道具など骨董品の買取り金額は買取業者によって差があります。
高価な品物であれば10万円以上の差がつくこともあるほどです。
買取り金額アップには2社以上で査定をすることが重要です。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。