画家種類洋画
レア度
買取価格少し高い~高い
備考

ノーマン・ロックウェルは、現代アメリカを代表する画家であり、イラストレーターです。ニューヨーク生まれの彼は、美術学校を出てから雑誌に絵を載せ始めました。

いわゆる美術館に飾られるような「画壇」とは無縁の道を進むかのように、雑誌への掲載やポスター画作り等々に精力的に取り組み続けました。

特に、「サタデー・イーブニング・ポスト」では、五十年近くもの長きにわたり、表紙を描き続けました。

彼の作風は生涯を通じて極めて安定的で、写実的でした。しかしその一方で、絵画ならではの柔らかさと温かさがあり、そのことが人気を博する理由ともなりました。

作品中に描かれているのは、ほとんどが無名の人々です。それも、彼らが時折見せるふとした仕草や表情を切り取り、面白みのある作品に仕上げています。

このこと自体が、優れた技がなければ難しいですが、ロックウェルの場合は、そこに意外なほどの活力やテーマ性を持たせ、より立体的に世界を作っています。

しかし、それはあくまで密やかにであり、決して作者の主張が説教っぽく伝わってくることはありません。

後年、作品に社会的な側面を強く持たせるようになってからも、その原則は変わらず、無名の人たちへの温かい眼差しは常に不変のものでした。

特に作家的な評価が高いのは1940年代半ば以降の後期にあたる作品群です。

特に1964年「ルック」誌で仕事をし始めてからは、シリアスな要素も顕著になり、「黒人差別」などの問題を直接的に取り上げるようにもなりました。

その画業全体を通じてアメリカ現代絵画の「顔」として、市民に極めて高く評価されてきたロックウェルですが、その作品の多くは消失、散逸してしまいました。

1943年に彼のスタジオが火事になってしまった上、仕事の多くを占めていた雑誌も、その多数が行方知れずになってしまったからです。

それ故に未知の作品が発見されれば、非常に高額な値がつくとも言われています。

現在の日本でも、もちろん状態などにも左右されますが、版画であっても2万円から3万円以上の買取価格となっています。

『ロックウェル(ノーマン)』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,買取実績のある専門業者に申し込む

洋画など絵画はリサイクルショップでの買取りも可能です。

しかしリサイクルショップでは正確な鑑定はできず、数百円や1,000円程度の買取りになることがほとんどです。

骨董品を専門としている業者へ売る方が高く売れるのです。

2,査定は2社以上がおすすめ

骨董品専門業者であっても、査定には価格差が発生します。

業者によって高額買取りになる商品が異なるため、場合によっては数万円も金額が変わってきます。

そのため、2社以上で査定を受けることが高額買取りのポイントになります。

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