肉筆浮世絵種類掛軸
レア度
買取価格普通~お宝級
備考

「肉筆浮世絵」とは読んで字のごとく肉筆で描かれた浮世絵のことです。

「浮世絵」と言えば版画のものをイメージされる方が多いのではないでしょうか?

実際に江戸時代中期以降の浮世絵は版画が一般的であり、肉筆浮世絵は大量生産もできないため数は少なくなっています。

浮世絵の歴史をたどると、江戸時代初期に描かれていたもののほとんどは肉筆浮世絵でした。

日本国内で販売されている切手の中でも最高峰の相場を誇るのは菱川師宣の「見返り美人図」をモチーフとした切手ですが、この作品は肉筆の浮世絵です。

これが江戸時代の後期になって版画の技術が広まることによってより一般庶民にとって身近なものになっていったのです。

さて、肉筆浮世絵の図案に採用されたものは大きく分けて4つあります。1つ目は各地の名所をモチーフとした場合で、ちょっとした旅行気分を味わうことができました。

2つ目は遊郭の女性をモチーフとしたもので、「美人画」と呼ばれました。

3つ目は歌舞伎役者をモチーフとした「役者絵」です。江戸時代の庶民にとって歌舞伎は最も流行っていた娯楽の一つであり、役者絵は一種のプロマイド写真のような役割を果たしました。

4つ目はユーモアあふれる「戯画」です。娯楽が少なかった江戸時代において見るだけで笑うことができる戯画は貴重でした。

「肉筆浮世絵」の掛け軸には1本につきおよそ1,000円から100万円以上の買取金額がついています。

描かれていた時代も幅広く、多くの作品が存在します。中でも葛飾北斎が描いた肉筆浮世絵は評価が高く、買取金額が高めに設定されています。

そのほかにも有名絵師が描いたものは総じて高めに設定されているのでまずは専門店に鑑定に出したうえでその価値を知るところから始めると良いでしょう。

『肉筆浮世絵』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品鑑定士がいる業者へ売る

掛軸はリサイクルショップでも買取りできます。

ただリサイクルショップには専門の鑑定士はいないので、1点で1,000円など非常に安く買取りされてしまいます。

そうならないためにも、骨董品鑑定士がいるお店に売ることが重要です。

2,高く売るなら2社以上で査定

掛軸の買取価格は、専門の業者でも価格差があります。

ある業者で4万円であっても、別の業者では8万円になることもあります。

買取りが得意やジャンルがあるため、高く売るなら2社以上で査定することがおすすめです。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。