【中村岳陵】の買取価格、相場と詳細について

「中村岳陵（なかむら・がくりょう）」は現在の日本画壇に非常に大きな影響を及ぼしている日本画家であり、新日展運営会常務理事を務めたことがある人物です。

彼は1890年（明治23年）に静岡県下田市で生まれました。画家を志して10歳で上京し、13歳で野沢堤雨に師事した彼はここで日本画の基本技術を学びました。

15歳の時に今度は川辺御楯のもとで自らの日本画をさらに高めていきました。

現在の東京藝術大学に入学しますが、飛び級するなどその才能と技術の高さは学内でも注目を浴びていました。

大学を卒業する年には『乳糜供養』で入選し、画壇デビューを果たしています。

さて、彼の作品には日本画が本来持っている優美さや上品さが十二分に備わっています。日本古来より続く大和絵の手法も取り入れており、他の画家たちを圧倒する作品を生み出していました。

この様な伝統的な日本画を研究する一方で、ゴーギャンやルソーなどの西洋画にも大きな感銘を受けた彼は、どうにかその技術を日本画に応用できないかを考えるようになりました。

幾度となく試行錯誤を繰り返した結果生まれたのが、油絵の技法を日本画に応用するというもので、『「輪廻物語」』や『気球揚る』といった作品はその代表格とされています。

彼の作品の特徴は孫である中村宗弘氏が受け継いでいます。岳陵は非常に宗弘を愛しており、作品のモチーフにしたこともあります。（東京国立近代美術館にある『孫』という作品）

「中村岳陵」が手がけた日本画には1枚につきおよそ15,000円から250,000円前後の買取金額がついています。

すでに亡くなっていますが、現在も多くのファンに愛され続けている彼の作品は高額査定の対象となりえます。

『中村岳陵』を損せず高額買取してもらう方法とは？

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら２社以上で査定を受けることが重要です。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。