画家種類洋画
レア度
買取価格高い~お宝級
備考

ジョアン・ミロは、1893年に生まれ、二十世紀を通じ活躍したスペイン・カタルーニャ地方の画家・彫刻家です。

バルセロナに生まれた彼は、十代の頃に病気を患い、都会から離れ村で静養しますが、このことが彼の人生を左右したようです。

病気が癒えると、バルセロナの美術学校で本格的に芸術の修練を開始した彼は、1918年には個展を開催、頭角を現します。

若い頃はキュビズム的な、色彩印象が強い絵画や、非常に細密な作品を仕上げていましたが、シュールレアリズムと出会い作風が変わります。

ミロは、半ば起き、半ば眠っているような状態で見たイメージを形にする、自動記述というスタイルをものにします。

写実とも抽象とも違うこの手法で、彼は沢山の作品を描き、名声を博していくことになりました。

陶芸など様々な分野にも挑戦していったミロですが、彼の祖国スペインではその時期、スペイン内戦が勃発してしまいます。

その戦争の悲惨さを描いたピカソの「ゲルニカ」は実に有名ですが、ミロもまた、祖国愛に満ちた作品を残しています。

戦火を逃れ移り住んだフランスでもナチスの侵攻を受けるなどの苦難を強いられたミロは、戦後拠点をパルマに移します。

次第に彼の作風は表層意識とも違うシュールなものから、具象を抽象化させたものへと変わっていきます。

そのため、一見同じように分からなくても、後年描かれた作品からは、独裁者フランコを見据えた時のような強いエネルギーを有していますね。

また画業のキャリアを積んでいくにしたがって、壁画や版画などにも精力的に取り組んでいきました。

ちなみに1970年の大阪万博の「ガス館」に、陶製壁画を仕上げたのも彼であり、来日の経験もあるなど、日本とも縁のある作家です。

その多くが抽象的でありながら、「分かる」要素の多いミロの作品は、日本でも非常に人気が高いですね。

買取価格は1万円から100万円前後となっています。

油絵は1億円以上となります。リトグラフでもサイズが大きいと50万円以上になります。

『ミロ(ジョアン)』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,買取実績のある専門業者に申し込む

洋画など絵画はリサイクルショップでの買取りも可能です。

しかしリサイクルショップでは正確な鑑定はできず、数百円や1,000円程度の買取りになることがほとんどです。

骨董品を専門としている業者へ売る方が高く売れるのです。

2,査定は2社以上がおすすめ

骨董品専門業者であっても、査定には価格差が発生します。

業者によって高額買取りになる商品が異なるため、場合によっては数万円も金額が変わってきます。

そのため、2社以上で査定を受けることが高額買取りのポイントになります。

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