【マリーニ(マリノ)】の買取価格、相場と詳細について

マリノ・マリーニはイタリア出身の芸術家です。１９０１年生まれの彼は、技法を学んだ後、美術学校で教鞭を取り始める傍ら、紀元前のエトルリア文化に影響を受けます。

その時期に馬と騎手をモチーフとした彫刻をいくつも手がけるようになり、彼の作品の代表的存在になっていきます。

二十世紀イタリアで作られていながらも、どこか古代の素朴さを思わせる造形、ただ一方で優れた均整とテーマ性の深さには洗練された技巧も見られます。

時には戦火で疲弊した祖国イタリアを憂い、大胆にデフォルメされた機種に平和への思いをぶつけたりと、社会性を見て取ることもできました。

また、国際的な名声を得てからも、ミラノの学校で教鞭を取り続けるなど後進育成にも熱心であり続けました。

さらには、壮年期を迎えてからも、彫刻ではなく版画によって、長年のテーマである馬と騎手に挑むなど、進歩的な気風を持ち続けてもいました。

一方で、素朴で時に原始的さえある古代の作品に心惹かれる一方で、極めてデッサン、素描を大事にした作家でもあり、多数の絵画作品も残しています。

彼の絵画作品は、極めて素朴かつ堅牢に作られた彫刻作品の数々に比べ、極めて色彩が鮮やかで抽象的でもありますが、故に作意が伝わりやすい雰囲気があります。

一方で、いかように表現形式を変えても、扱うテーマは概ね不変であり、作家としての「軸」を見ることもできます。

１９７８年に日本でも展覧会が催されるなど、今日まで数十年にわたり、我が国でも評価を保ち続けた作家と言えるでしょう。

一点物の絵画よりも版画系の品が市場に出ることが多いと言えますが、リトグラフであっても状態が良ければ数千円から3万円以上の買取価格を見込むことができます。

『マリーニ(マリノ)』を損せず高額買取してもらう方法とは？

洋画など絵画はリサイクルショップでの買取りも可能です。

しかしリサイクルショップでは正確な鑑定はできず、数百円や1,000円程度の買取りになることがほとんどです。

骨董品を専門としている業者へ売る方が高く売れるのです。

骨董品専門業者であっても、査定には価格差が発生します。

業者によって高額買取りになる商品が異なるため、場合によっては数万円も金額が変わってきます。

そのため、２社以上で査定を受けることが高額買取りのポイントになります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。