種類 | 茶道具 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 少し高い~非常に高い | |
備考 | – |
「古伊万里茶碗」は伊万里焼の茶碗の中でも、明治時代以前につくられたものを指します。
もともと伊万里焼とは佐賀県の有田町を中心として生産されている陶磁器の総称をいいます。
この土地で伊万里焼が作られるようになった歴史を振り返ると安土・桃山時代にまで遡ります。
当時この地を治めていた佐賀藩は朝鮮出兵に参加しました。その影響で朝鮮から多くの職人たちがこの地にやってくることになったのです。
彼らが持っていた技術を日本人に伝え、1637年には本格的な産業にしたのです。
同じものだと思っている人が多いですが、「伊万里焼」と「古伊万里焼」は明確に区別されています。
伊万里焼は明治時代以降に入ってからこの地域で生産されたものであり、古伊万里焼は明治以前の時代に生産されていたものを指します。
この両者には骨董品的な価値において決定的な差があり、古伊万里焼のほうが非常に高い価値を持っています。
特にヨーロッパでは明治時代以前には中国の陶磁器が愛用されていました。しかし明時代から清時代に移行する際に中国の陶磁器がヨーロッパに渡ることがなくなってしまいました。
そうした状況の中、ヨーロッパ人たちが目を付けたのが古伊万里焼でした。中国陶器に代わるものとして使われ始めたのです。
現在においても古伊万里は「オールドイマリ」と呼ばれ、一部の熱狂的なファンたちによって愛されているのです。
一方で伊万里焼のほうは明治時代に入ってから陶器の名前に産地をつける習慣が出来てから命名されたもので、それ自身に骨董品的価値はほぼありません。
「古伊万里茶碗」の品物には1つにつき数千円から100,000円前後の買取金額がついています。
前述の通り、明治期以降の伊万里焼と比較すると歴史的・骨董品的価値が非常に高いため、ものによっては10万円以上での買取りをのぞめるでしょう。
『古伊万里茶碗』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,査定は骨董品鑑定士に
茶道具は高価な品物だと100万円を超えることもある骨董品です。
リサイクルショップではこのような茶道具を正しく鑑定するのは難しいでしょう。
安い価値をつけられないためにも、査定は骨董品鑑定士にお願いしましょう。
2,買取り金額アップなら2社以上
あまり知られていませんが、茶道具など骨董品の買取り金額は買取業者によって差があります。
高価な品物であれば10万円以上の差がつくこともあるほどです。
買取り金額アップには2社以上で査定をすることが重要です。
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