木彫種類ブロンズ・彫刻
レア度
買取価格少し高い~お宝級
備考

木彫(きぼり)とは、その名の通り、木を彫刻刀などで彫り進め、形を成していく技法です。非常に歴史がありますが、現代の日本でも民芸品などでお馴染みですね。

様々なものを作り出してきた立体造形ですが、日本においては仏像を手がけてきた仏師たちの技量が素晴らしく、そこからさらに派生が進められています。

まるで一本の刀で作ったかのようにも見える「一刀彫」も伝統的な木彫技法ですが、この技も仏師が発祥であり、奔放さと豪快さが宿る寛容さは、玩具にも使われます。

一方、仏師の本領でもある精緻精密を極めた魂のこもったような作も、現代の仏具としての木造にその名残を留めており、近しい存在だとも言えますね。

また、能などの日本の伝統舞踊の数々にも用いられるのも木彫の面であり、その面打ち技術が別のプロを支えていることも事実です。

柔らかく素材ごとの雰囲気がかなり違う木製だからこそ、演技にも艶が生まれたりするのかも知れません。

江戸時代に入り円空が世に出たように、極めて古い技術ながら、近代に入って名人が登場し隆盛しているのも興味深いところです。

独特の温かみがあり、選ぶ木材によって様々な味わいを楽しめる木彫は、民芸のみならず骨董としても非常に人気があるものの一つです。

買取相場は土産物など安価な物を除き、本格的な美術品であれば1万円から100万円程度の買取価格となっています。

もちろん大きさにもよりますが一刀彫の日本人形なら1万円以上、能面でも同様に1万円以上の買取価格が望めます。阿弥陀如来像や金剛力士像など高度な木彫りは100万円を超えることもあります。

しかし、木製という性質上、環境の変化に弱く、かなり状態が悪化しやすい点には注意が必要です。

また、加工しやすい素材のため、例えば大名人円空の作品だとされても、実は偽物だったという話もあったりします。

そのため安易に価値を見込まずに、専門家の鑑定を経ることがとりわけ重要だとも思います。

『木彫』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品買取業者を選ぶ

ブロンズ・彫刻は高額買取りになるものが多いです。

しかしリサイクルショップでは正しい価値はわからず、1,000円などの低価格で買取りされてしまいます。

高く売るのであれば骨董品買取業者がおすすめです。

2,高額買取りのポイントは2社以上

実は査定額は買取業者はどこでも同じというわけではなく、金額差があります。

高額な品物だとその金額差も数万円と大きくなることがあります。

高額買取りをするのであれば、2社以上の査定を受けて最も高い業者へ売るのがポイントです。

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