画家種類日本画
レア度
買取価格少し高い~高い
備考

「加藤栄三(かとう・えいぞう)」は日本画家として活躍した加藤東一の兄としても知られる日本画家です。

彼は1906年(明治39年)8月20日に岐阜県で生まれました。父親は漆器商であり、その作品を見ることの多かった彼は自然と美的感覚を養っていきました。

さらに絵を描くことが好きだったことから画家を目指すようになり、1926年に上京し、東京美術学校日本画科に入学します。当時の同期には橋本明治や東山魁夷といった有名日本画家がそろっています。

ここで日本画の様々なスキルを習得した彼は学んだことを生かした作品作りに従事していきました。そして在学中の1929年には帝展で初入選を果たしています。

美術学校を卒業してからは結城素明に弟子入りしてさらなる研鑽を積み、1936年には文展で文部大臣賞を獲得しました。画家としてのキャリアを順調に積んでいった彼は最終的に日展の理事となりました。

さて、彼の作品の特徴は一言でいうと「哲学的」だという点が挙げられます。

絵画の中に哲学的で難しい要素を盛り込んでおり、一見しただけでその全てを解明することは至難の業でしょう。

しかしじっくり鑑賞していくうちにそれらが少しずつ分かってきてみれば見るほど奥の深さに感動する、そんな絵画が彼の作品なのです。

加えて岩絵の具で描いた色彩の力強さにも定評があります。

「加藤栄三」が手がけた日本画には1枚につきおよそ5,000円から100,000円前後の買取金額がついています。

1945年に岐阜で空襲があった際に彼の生まれ育った家は消失してしまっており、彼の作品も同時に多くが失われてしまいました。

そのため彼の初期の作品は特に市場価値も高くなる傾向にあります。

『加藤栄三』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品専門業者がおすすめ

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

2,高額買取りなら2社以上

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。