種類 | 日本画 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 高い~お宝級 | |
備考 | – |
「伊東深水」は女優の朝丘雪路の父親としても知られる日本画家です。
彼は1898年(明治31年)2月4日に東京都江東区で生まれました。10歳の時に小学校を中退し働き始めたのですが、その頃に中山秋湖に出会ったことによって日本画を習うようになります。
また、12歳の頃にたまたま目にした速水御舟の作品に大変感動し、御舟のような作品を描きたいと思うようになり、鏑木清方に弟子入りしました。
当時の深水の生活は昼間は職工として働き、夜は絵の練習に励むという非常に過酷なものでした。
しかし彼の持つ日本画への情熱はそんな状況をものともせず、16歳の時には院展で初入選を果たします。さらには翌年には文展でも入選を果たすなど日本画家として独り立ちしていったのです。
そんな深水の十八番だったのが美人画です。特に歌川派の伝統を受け継ぐその作風から「最後の浮世絵系美人画家」と呼ばれることもありました。
明治時代からの日本画の革新運動期においても、彼は伝統的な美人画のスタイルを守り抜いたのです。
彼自身は美人画以外の作品を描く意欲を持っていながら、仕事としてもらうのは美人画の仕事ばかりだったことについて彼自身困惑していました。ただそれは彼の美人画が世の中に広く認められていましたことの証ともいえるでしょう。
美人画のモチーフとなったのは本妻の好子が中心でしたが、他の女性を描くこともありました。
女性関係にだらしない一面もあったようで、当時モチーフとして知り合った勝田麻起子の娘こそが、朝丘雪路です。
「伊東深水」が手がけた日本画には1枚につきおよそ10,000円から200万円前後の買取金額がついています。
美人画なら200万円前後、人気作品は1,000万円以上になることもあります。
終戦後を中心に彼の人気があまりに高すぎるために複製版画が応用した時期がありました。必ず本物かどうかを確かめてから売却する必要性があります。
『伊東深水』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,骨董品専門業者がおすすめ
日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。
しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。
高く売るには骨董品専門業者が無難です。
2,高額買取りなら2社以上
日本画の査定額は買取業者によって異なります。
ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。
そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。