画家種類日本画
レア度
買取価格少し高い~高い
備考

「今尾景年(いまお・けいねん)」は日本だけでなくシカゴ万博・パリ万博をはじめとする海外の万博でも受賞を重ねた日本画家です。

彼は1845年9月13日に京都で生まれました。実家は三井呉服店に出入りしていた友禅悉皆業で、「伊勢屋」の屋号を持っていました。

11歳の時に浮世絵師として活躍する梅川東居に弟子入りし、浮世絵の技術だけでなく銅版画の技術も習得しました。

また、14歳の時には鈴木百年に師事しておりこの時「景年」という名前を授かっています。さらには詩文を三国香眠からも教わっており、芸術面の高い教養を持っていました。

明治時代に入ると徐々に頭角を現し始めており、1875年の京都博覧会で入賞、1877年には銀賞を獲得しています。

この頃から彼は花鳥画の研究を本格的にスタートさせており、博物学者の指導の下精密な写生を行っています。

その集大成と呼べるのが『景年花鳥画譜』です。

薄い色合いのものが多い日本画の中では色彩豊かな描写が特徴的で、鮮やかで斬新な画風は当時の人々を驚かせました。

1900年代に入ると彼の作品は海外の万博にも出品されるようになり、パリ万博では銀牌、セントルイス万博ではついに金牌をも獲得しています。

彼の花鳥画が世界的に認められたことを証明するもので、この受賞は欧米諸国における東洋画の地位向上に貢献したと言われています。

明治時代は日本画の近代化が行われた時期であり、そんな時期に京都画壇の中心となった彼は山元春挙、竹内栖鳳らと共に新しい日本画の可能性を模索していきました。

彼の日本画壇における貢献の影響は、今もなお強く残っているのです。

「今尾景年」が手がけた日本画には1枚につきおよそ3,000円から60,000円前後の買取金額がついています。

『今尾景年』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品専門業者がおすすめ

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

2,高額買取りなら2社以上

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。

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