画家種類洋画
レア度
買取価格少し高い~高い
備考

ラウル デュフィは、フランスの画家です。主に二十世紀前半に名声を博しました。

音楽好きの一家の長男として生まれたデュフィは、幼い兄弟たちの生活のこともあり早々に中学を離れて働き始めます。

十八歳の頃、様々な仕事をこなす中で美術学校の夜間講座で描き始め、器用過ぎることを嫌いあえて左手で描くなどのスタイルを模索し始めます。

その途中兵役や病気で一旦絵の勉強を中断しますが、後に国立美術学校へ入学しさらに腕を磨いていきます。

そして作品を出品し、グループ展覧会を開くなど、キャリアを積んでいましたが、その後、原色を多用するパワフルな画風の「野獣派(フォービズム)」に傾倒します。

当時最先端と言って良い新しい潮流に身を投じたデュフィは、それにより支援を失い、長い間経済的苦境を強いられます。

ただその間に木版画家として認められるなど画才を発揮し、熱心な支援者にも恵まれ、次第にフランスを代表する画家にまで成功していきます。

彼の仕事は極めて幅広く、本の挿絵やタペストリー、船の装飾にまで及ぶほどであり、また雑誌の表紙も手がけました。

私生活の面では後半生は難しい部分が多く、リウマチに苦しめられたり、ナチスを避けるために国外脱出する事態にまで至りましたが、戦争を経ても名声は衰えませんでした。

彼の作風は、いくらか変遷したものの、力強さと明快さという点では抜きん出ています。人物を描こうと街を描こうと、そこに確かな活気があるのです。

しかもそのエネルギーは人を排除するような類のものではなく、観た人の心がパッと明るくなるような陽性のものです。

日本においても知名度は高く、悪い意味でのトゲがないため自宅観賞用にも非常に適していると言えます。

作品の相場としてはおおむね1万円から15万円程度の買取価格となっています。

『デュフィ(ラウル)』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,買取実績のある専門業者に申し込む

洋画など絵画はリサイクルショップでの買取りも可能です。

しかしリサイクルショップでは正確な鑑定はできず、数百円や1,000円程度の買取りになることがほとんどです。

骨董品を専門としている業者へ売る方が高く売れるのです。

2,査定は2社以上がおすすめ

骨董品専門業者であっても、査定には価格差が発生します。

業者によって高額買取りになる商品が異なるため、場合によっては数万円も金額が変わってきます。

そのため、2社以上で査定を受けることが高額買取りのポイントになります。

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