【ブラジリエ(アンドレ)】の買取価格、相場と詳細について

アンドレ・ブラジリエはフランス出身の画家です。１９２９年に生まれ、１９５０年代初頭から賞を受賞するなど、若い頃から頭角をあらわしていきました。

彼が多く描く事物は、馬や女性、楽器などですが、とりわけ馬を描いた作品の評判は極めて高いですね。

時に写実的なシルエットを描きながらも、細密過ぎる描写には走らず、赤や青といった非現実的な色使いで全体を塗り上げていく技法です。

この手法はイメージに直接訴えかけてくる力があり、ディテールよりもイメージ全体の描写の方が、時に想像力をかき立てることが観ていて分かります。

特に、世界的有名なロンシャン競馬場のレースを描写した「ロンシャン競馬」の完成度は出色です。

騎手と人馬一体となり必死でゴールを目指す馬たちの息遣いまでが痺れるほどに伝わってくる本作の存在感は、他作品と比べてこそ際立ちます。

古今、優れた馬の絵を描く画家は多いですが、ブラジリエはその気性や置かれた状況までを極めて多彩に、直感的に描ける数少ない一人だと言えます。

また、馬と一緒に描かれている風景の素晴らしさも特筆すべきものがあります。

細密画に比べれば情報量は少ないものの、それでも浜辺の砂が敷かれた足場や、森の中に差してくる木漏れ日など、自然ならではの楽しさがあります。

珍しいところでは、日本の富士山を描いた風景画も残っています。描く人によって様々に形を変える富士山画ですが、ブラジリエ流の鮮やかな色彩感覚が素晴らしかったですね。

全体的に生命力や力感に溢れ、部屋に飾って鑑賞するにも最適な作風だけに、日本での評判も非常に高いですね。

もちろん状態や大きさにもよりますが、リトグラフや版画でも2万円以上、本人直筆の水彩画や油彩画ならば100万円の買取価格がついています。

『ブラジリエ(アンドレ)』を損せず高額買取してもらう方法とは？

洋画など絵画はリサイクルショップでの買取りも可能です。

しかしリサイクルショップでは正確な鑑定はできず、数百円や1,000円程度の買取りになることがほとんどです。

骨董品を専門としている業者へ売る方が高く売れるのです。

骨董品専門業者であっても、査定には価格差が発生します。

業者によって高額買取りになる商品が異なるため、場合によっては数万円も金額が変わってきます。

そのため、２社以上で査定を受けることが高額買取りのポイントになります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。