【下村観山】の買取価格、相場と詳細について

「下村観山」は日本美術院の創設と再興において重要な役割を果たした日本画家です。

彼は1873年（明治6年）4月10日に和歌山県和歌山市で生まれました。

8歳になるときに東京に移住し、その頃から狩野芳崖に絵を教わっていました。芳崖が亡くなった後は橋本雅邦に新たに師事し、技術を磨いています。

その後、さらなる技術の習得を求めて当時設立されたばかりの東京美術学校の第1期生として入学しました。卒業後は同学校の教授として教鞭をふるう日々が続いていきます。

そんな彼の運命が変わったのが1898年のことで、岡倉天心が日本美術院を設立しようとしました。観山はこれに参加することによって当時の日本画壇に大きな影響力を持つようになったのです。

大御所となってからも自らの画風を向上させる意欲は失っておらず、1936年からロンドンに留学しました。海外に渡ることによって日本で映えられないインスピレーションを得ることで、その後の作品にはさらなる深みが生まれています。

さて、下村観山の作品に見られる特色は「東洋画に対する深い理解」が根底にあります。

日本や中国における古典絵画に対する造詣が深く、その技法を用いた昔ながらの日本画を初期には生み出しました。

しかし年を経るごとにその古典的な絵画の中に彼なりの解釈が生まれていくようになります。

ロンドンに留学したことも無関係ではなく、洋画に見られる装飾的な表現が見られるようになりました。

「下村観山」が手がけた日本画には1枚につきおよそ10,000円から200,000円前後の買取金額がついています。

彼の日本画壇に果たした役割は非常に大きなものであり、次世代の日本画家たちにも影響を残しました。そんな彼の作品は高額買取りが期待できるのです。

『下村観山』を損せず高額買取してもらう方法とは？

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら２社以上で査定を受けることが重要です。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。