画家種類日本画
レア度
買取価格少し高い~非常に高い
備考

「菊池契月(きくち・けいげつ)」は平等院鳳凰堂における壁画模写の指導を行った日本画家です。

彼は1879年(明治12年)11月14日に長野県で生まれました。幼いころからよく絵を描いては遊んでいた彼は13歳にして絵を習いに行く決心をします。

そして同県に住む南画家、児玉果亭に入門していくのです。ここで彼が生涯名乗っていく「契月」という雅号を授かったのです。

しかし小学校卒業後は町役場や製紙工場など絵の世界とは縁がない職種で生計を立てる事となります。

ここで他の職種についている中でも、やはり絵に対する情熱は捨てきることができず、自らの妹の結婚式のどさくさに紛れて故郷を出るという思い切った行動に出ました。

友人とともに故郷を出た契月は内海吉堂に師事しますが、どうしても師の作風が感覚に合わず、菊池芳文を紹介されたことから今度は彼に師事していきました。こうして彼は菊地契月としての画家人生をスタートさせたのです。

菊池芳文に師事し始めた翌年には早くも頭角を現しており、第4回新古美術品展で1等賞を獲得しています。弱冠19歳で1等賞を獲得する快挙でした。

さらには創設されたばかりの文展でも入選を果たすなど、若手日本画家としてその名を轟かせました。

さて、そんな契月の作品の特徴は目まぐるしく変化しています。

その中でも特筆すべきは1922年にヨーロッパ留学したころからの変化です。

留学の際にルネサンス期の作品に大きな感銘を受け、留学後それらの影響が見られる作品を制作しました。

さらに古典絵画に心を惹かれ、日本の古典絵画に回帰するかのような作風に変化しました。1924年に発表された『立女』は奈良時代の絵画の雰囲気を思わせる作品に仕上がっています。

「菊池契月」が手がけた日本画には1枚につきおよそ7,000円から170,000円前後の買取金額がついています。

『菊池契月』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,骨董品専門業者がおすすめ

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

2,高額買取りなら2社以上

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら2社以上で査定を受けることが重要です。

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