【田渕俊夫】の買取価格、相場と詳細について

「田渕俊夫（たぶち・としお）」は名門・東京芸術大学の名誉教授であり、日本美術院理事長も務めている日本画家です。現在の日本画界における巨匠の一人と言える人物です。

彼は1941年に東京都江戸川区で生まれました。東京藝術大学に入学し、その後大学院まで進んでいますが、学生時代、彼の画家としての人生は決して順調なものではありませんでした。

東京藝術大学を目指していながらも受験に合格せず、浪人したことに加えて入学した際の成績も下から二番目と優秀な学生ではありませんでした。

在学中から様々な展覧会に出品するものの落選を繰り返し、自信を失いかけていました。

そんな彼が世の中に認められるきっかけになったのは卒業の際に描いた『水』という作品が大学に買入れされたことです。

これ以後、自信を取り戻した彼は、素晴らしい作品を次々と世に送り出していきました。

田渕俊夫の作品に共通して見える特徴は繊細な筆遣い、すなわち細かい部分まできちんと描かれている点にあります。

これは先述した彼の学生時代の苦労を思わせるもので、他に画家たちにはない視点、そして細かい部分までを正確に表現しているのです。

また、それまでは明るい色合いを多く用いていたのに対して近年では墨を中心とした色合いを積極的に用いるようになりました。

この変化に対して彼は「墨ならば虚像的なリアル感が出てくる」と述べており、自らの作品にさらにリアル感を追加しました。

この特徴は、東日本大震災の際の惨状を墨一色で描いている『惶Ⅰ』と『惶Ⅱ』という大作にも如実に表れています。

「田渕俊夫」が手がけた複製画には1枚につきおよそ5,000円から30,000円前後の買取金額がついています。

日本画は100万円から500万円となっています。

『田渕俊夫』を損せず高額買取してもらう方法とは？

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら２社以上で査定を受けることが重要です。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。