【中村正義】の買取価格、相場と詳細について

「中村正義（なかむら・まさよし）」は主に戦後に活動していた日本画家で、死後にその評価が高まった人物の一人です。

彼は1924年5月13日、コンニャク工場を営む両親のもとで生まれました。幼いころから非常に身体が弱く、高等学校を中退してしまいます。しかし画家になりたいという気持ちを強く持っていた彼は中村岳陵に弟子入りしました。

美術学校に通っていたわけでもなく、専門的な知識を持っていたわけでもない正義でしたが、中村岳陵のもとで日本画の基本を学びめきめきと腕を上げていきました。

なんと弟子入りして数か月で日展に初入選を果たしてしまうのですから驚きです。

1950年と1952年には特選にも選ばれるなど、日本画家としては新人でありながら実績は大御所と比べても遜色ないものになります。

そんな彼の才能や作品のすばらしさはたちまち日本画壇に広まり、「速水御舟の再来である」として未来を期待されていました。

しかし、1963年に個展「男と女」を開催したころから彼の作品には大きな変化が現れました。古典的な日本画を否定し、現代的なポップアートを思わせるような作品を発表していったのです。

それまでの作品たちをも否定するかのような彼の姿勢には多くの日本画家たちの反発を買いました。

この頃には自分を育ててくれた師匠の下を離れ、日展も脱退するなど孤独の道を歩み始めたのです。

中村正義は肺がんにより52歳という若さで亡くなってしまいましたが、彼の晩年の作品たちは死後にその斬新なスタイルが注目を集め、再び評価されるようになりました。

「中村正義」が手がけた日本画には1枚につきおよそ10,000円から250,000円前後の買取金額がついています。

『中村正義』を損せず高額買取してもらう方法とは？

日本画はリサイクルショップで買取りを受付けているお店もあります。

しかしリサイクルショップへ高額商品を購入しに来るお客はいないため、買取り金額もかなり低くなります。

高く売るには骨董品専門業者が無難です。

日本画の査定額は買取業者によって異なります。

ある業者が5万円だったとしても別の業者では10万円ということが実際によくあります。

そのため高額買取りをするなら２社以上で査定を受けることが重要です。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。