【中根寛】の買取価格、相場と詳細について

「中根寛（なかね・ひろし）」は紺綬褒賞や勲三等瑞宝章を受章した経歴を持つ洋画家です。

彼は1925年（大正14年）3月26日に愛知県岡崎市で生まれました。岡崎師範学校を卒業し、陸軍学校で高等教育を受けたあと、地元岡崎市の小学校教師として赴任していました。

それまでの間にも彼は絵に興味を持っていましたが、学ぶ機会を得ることができないでいました。しかし1949年に東京芸術大学が設置されたことによって彼は絵画を本格的に学ぶ機会を得たのです。

こうして彼は東京芸術大学美術学部油画科の第1期生として入学し、安井曾太郎、伊藤廉らに師事しました。在学中から優秀な成績をおさめており、卒業制作は第1回大橋賞を取るという栄誉を手にしたのです。

大学卒業後はさらに描写技術を向上させるためにヨーロッパ、エジプトに向かいました。ここで半年間を過ごしていく中で、ヨーロッパの街並みを描写した数々の作品を残しています。

さて、中根寛の洋画と言えば点描法を用いた表現で知られています。点描というのは輪郭を線ではなく点の集合で描くという手法です。この手法を用いることで彼は繊細ながら新鮮な風景画を構築しました。

そんな彼の良さがわかるのは『塔のある村-ブルゴーニュ』という作品です。点で描かれているとは一見見えないほどに細かいところにも目を向けており、そこには恐るべき写実性があります。

また、彼特有の点描法によって奥行きが印象付けられており、そこには通常の絵画では感じ得ない立体感を感じることすら出来るでしょう。総じて彼の絵画は美しい風景を清廉な色合いで描いており、爽やかさがあります。

「中根寛」が手がけた洋画には1枚につきおよそ10,000円から100,000円前後の買取金額がついています。

『中根寛』を損せず高額買取してもらう方法とは？

洋画など絵画はリサイクルショップでの買取りも可能です。

しかしリサイクルショップでは正確な鑑定はできず、数百円や1,000円程度の買取りになることがほとんどです。

骨董品を専門としている業者へ売る方が高く売れるのです。

骨董品専門業者であっても、査定には価格差が発生します。

業者によって高額買取りになる商品が異なるため、場合によっては数万円も金額が変わってきます。

そのため、２社以上で査定を受けることが高額買取りのポイントになります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。