種類 | 洋画 | |
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レア度 | ||
買取価格 | 少し高い~高い | |
備考 | – |
黒田 重太郎は大正から昭和期にかけての日本の洋画家です。1887(明治20)年に産まれ幼少期を大阪で過ごしていました。
鹿子木孟郎や浅井忠の指導のもとで力を伸ばし、大正元年に行われた文展で見事入選、それを受けて海外留学を果たします。
その中で描かれた作品群によって二科展でも賞を獲得し、正規会員となる名誉を得ることになります。
海外留学の際に描かれたのが、彼の代表作でもある「ケルグロエの夏」は、まさにヨーロッパ的な雰囲気に満ちた傑作と言えるでしょう。
柔らかできつ過ぎない日差しや、太陽の恵みを受けてすくすぐ伸びる木々、そして畑仕事をしている人たちという、理想的とも言える世界が広がっています。
一方、二度にわたる渡仏で絵画技術のみならず理論や歴史に至るまで深く学んだ彼は、極めて熱心に著述活動を行っていきます。
大正8年に「セザンヌ以後」を著し、さらには世界的作家であるゴッホやドニについても書き記しと、その対象は非常に幅広いものがありました。
絵画において不可欠な構図から素描や色彩に至るまでをカバーする彼の筆力は、戦時中の物資不足の折にも途絶えることはありませんでした。
教育者としても成果を上げ続け、多くの後進を育て上げました。
また、戦後になっても長く健筆を振るい続け、後進の画家や研究者に大いなる道筋を示した功績は極めて大きいと言えるでしょう。
一方、画家としても研鑽を重ね、ヨーロッパの雄大さを日本流に活かしてみせた風景画や静物画を残し続けました。
タイトになり過ぎないことで想像力が入る「余地」を持たせ、観る者を引き込む作風は、現在の漫画表現にも通じるものがありますね。
美術史家や解説者としても非常に著名ですが、画家としても高名であり、国内では安定した人気があります。
状態が良い油彩画であれば、安くとも1万円から10万円前後の買取価格が望めます。
『黒田重太郎』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,買取実績のある専門業者に申し込む
洋画など絵画はリサイクルショップでの買取りも可能です。
しかしリサイクルショップでは正確な鑑定はできず、数百円や1,000円程度の買取りになることがほとんどです。
骨董品を専門としている業者へ売る方が高く売れるのです。
2,査定は2社以上がおすすめ
骨董品専門業者であっても、査定には価格差が発生します。
業者によって高額買取りになる商品が異なるため、場合によっては数万円も金額が変わってきます。
そのため、2社以上で査定を受けることが高額買取りのポイントになります。
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